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LINEで「はよしね」と送ったら…暴言に勘違いされた!上京組あるある

コラム

LINEでも伝わらない方言

 順調に仲を深めた哲也さんは、研修期間が終わってもLINEで日々の会社での出来事を話すような同僚を得たそうです。特にA介さんとは仲も良く、違う部署になってしまいましたが連絡頻度が高かったそうです。

 頼れる人ができて、ひと段落の哲也さんでしたが、一方で地方から都会へ出てきた故の弊害もあったようです。それは方言でした。

 哲也さんいわく「自分がそれほど訛っているという自覚はなかったんですけど、周りからは『すごい訛ってるよ』って言われたんですよ」とのこと。さらに、哲也さんは話す言葉だけでなく、LINEにも方言が出てしまっていたようです。

休日に服を買いに行くことに

「LINEで会社内の同期で作ったサッカーサークルで集まろうという時に、『明日、サッカーするしない』って聞いたら、『お前何言ってんだよ』って笑われたんですよ。地元では、『するしない』は勧誘する意味があるんですけど、他の人からは『サッカーをするのかしないのかハッキリしろよ』って言われて、やっと通じてないことがわかったんですね」

「するしない」は長野県の方言ですが、たまたま福井県出身の哲也さんの周囲にも使っている人がいたそうです。そんなある日、A介さんと休日に服を買いに行くことに。前の晩にLINEで哲也さんが誘ったようで、とある駅で待ち合わせをすることになりました。

 当日、約束の場所でA介さんを待っていると1本のLINEが。電車に乗り遅れてしまったようで、謝罪のLINEが送られてきたそう。

「いつもお調子者のA介だったんで、ちょっとした言葉とスタンプの軽い謝罪だったんですよ。まあ電車はすぐ来ることが分かっていたんで、俺も適当に返信しようって思ったんです」

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