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家計はますます苦しく…初心者でもできる「米国株投資」2つのカギは

コラム

 最近、「日本は貧しくなった」という言葉を聞く機会が増えたのではないだろうか。日本は世界第2位の経済大国から転落し、平成バブル崩壊以降の30年で私たちの給料はほとんど増えなかった

米国株

※画像はイメージです

 そのうえ、原材料の多くを輸入に頼っている食料品の価格も、原油などのエネルギー価格も上昇中。今、何らかの手を打たなければ、家計はかなり苦しい状態に陥ってしまう。

 では、どうすればいいのか。公認会計士で投資家としても知られる金川顕教氏は「投資をして家計の金融資産を増やすこと」だと言う。投資の中でも「米国株投資がいい」と話す。今回は金川氏の著書『80分でマスター![ガチ速]米国株入門』より、その理由を紹介する(以下、同書を一部編集の上、抜粋)。

世界第1位の規模を誇る米国経済

ガチ速

※図版は『80分でマスター![ガチ速]米国株入門』より

 米国の経済規模は世界第1位です。言い換えれば、米国は世界最大の経済大国です。世界最大の経済大国には、世界各地からヒト・モノ・カネが集まり、経済をさらに活性化し、強くします。

 ちなみに、経済の大きさは、「GDP(Gross Domestic Product:国内総生産)」という指標で示されます。このGDPには、その年に国内で生産された「付加価値」を単純に合計した「名目GDP」と、名目GDPから物価変動の影響を取り除いた「実質GDP」があります。

 米国は、名目GDPだけでなく、物価変動の影響を取り除いた実質GDPでも世界トップです。しかも、名目GDPは右肩上がりの上昇を続けています。

米国では右肩上がりに人口が増えている

ガチ速

※図版は『80分でマスター![ガチ速]米国株入門』より

 今後の米国経済を考えるうえでヒントとなるのが人口に関するデータです。人口が増えると消費をする人が増えるため、さらなる経済成長につながるからです。日本の人口が減少する一方で、米国の人口は増え続けています。これは世界各地から人がやってくる、つまり移民によって増えている部分が少なくありません。

 また、どの年代がどれだけいるかを表した人口ピラミッドを見ると、2020年の時点で米国は50~60代と20~30代に山(人口が多い世代)があり、今後も20~30代の若い人が経済を支えることが期待されます。

ガチ速

※図版は『80分でマスター![ガチ速]米国株入門』より

 一方、日本の人口ピラミッドを見ると、50~60代が多く、若い世代が少ないことがわかります。つまり、少子高齢化の影響で人口がどんどん減少していきます。若い世代が減るということは、経済を支える層が減るということです。

ガチ速

※図版は『80分でマスター![ガチ速]米国株入門』より

80分でマスター![ガチ速]米国株入門

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