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「始業の10分」で何から片付けるべきか?最短で成果をあげる5つの方法

学び

② できる人のメールは常に「1行」

メール パソコン

 ここでは、その際の「メールのコツ」もお伝えしておきましょう。それは、「メールは短文で済ます」ということです。社外はともかく、社内のメールについても「⃝⃝様」から始まって「お疲れ様です」といった定型文を入れ、最後は「どうぞよろしくお願いいたします」で締める、といった文章を書いている人はまだまだ多いものです。

 しかし、私がこれまで接してきた7000人以上の次世代リーダーの多くに共通していたのは「社内での承認、確認事項は1行で返信する」ということだったのです。例えば、何らかの提案や許諾に対しては「承知しました」「そのまま進めましょう」など、ひと言で返信するのです。これならメールの処理は一瞬で終わります。

 また、返信に時間がかかりそうな案件については「拝読して明日の10時までには返信しますね」「17時までに課長に確認してご返事しますね」などと、「いつまでに返信します」という目安も添えておくのがコツです。相手も安心しますし、「返事はまだですか?」という催促に煩わずらわされることもありません。

 急がば回れ。相手のある仕事から着手することで「横やり」を防いでいきましょう。

<TEXT/松本利明 人事戦略コンサルタント>

人事・戦略コンサルタント。外資系や日系の大手企業から中堅企業まで24年間、600社以上の人事や働き方改革に従事。『「稼げる男」と「稼げない男」の習慣』(明日香出版社)、『「ラクして速い」が一番すごい』(ダイヤモンド社)はベストセラー

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