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2022年は「維新」が野党第一党に?地方ウケが悪い「立憲」は立て直せるか

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財務省、マスメディア、維新の緊縮連合

家計簿

「そのため、財務省、その財務省に主導権を握られているマスメディア、そして『身を切る改革』というまさに緊縮財政の最たる価値観を有している維新のトライアングルが出来上がり、今まで以上に緊縮財政は加速するのではないでしょうか

 2022年に開催される参議院選挙の展望として「先ほども話しましたが、岸田政権は安倍政権よりも地方で強い可能性があり、1人区のほとんどは自民党優位と言って良いです。また、維新も勢いがあるため、比例区に関しては、維新が立憲よりも得票して野党第一党になる可能性も高いと思います」という。

デフレ脱却のためには積極財政が必要

 最後に池戸氏が考える日本政府が目指すべき方向性として、「デフレ脱却のためには、“積極財政”が必要になります」という。

「岸田文雄政権は補正予算を組んだのは良いのですが、まだまだ財政出動の規模が足らず、国民全体にはお金が行き渡る経済政策ではありません。消費税やガソリン税の減税、全国民に一律10万円の再給付といった国民全体にお金が行き渡る経済政策を実行しなければいけません。そうでなければ、日本はずっと貧しいままです」

 2022年には参議院選挙が行われ、非常に目まぐるしい。たった数か月で各政党を評価することは難しいが、衆議院選挙の結果を参議院選挙の参考にしたい。

<取材・文/望月悠木>

フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている
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