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コロナ禍で「結婚式」が激変、お酒NGのケースも。招く・招かれる心構えは

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コロナを経験して結婚式は変化していく!?

マスク 結婚式

 しかし、実際にお酒の提供をしないウエディングを実施してみると、悪いことばかりではありませんでした。むしろ、泥酔してしまうゲストもおらず、最初から最後までゲストが一体となって披露宴に参加する強い絆を感じられるウエディングとなったのです。お酒がないことの良さというのは、コロナを経験したからこそわかったことでした。

 日本では結婚式、披露宴に招待されたゲストがご祝儀を持参するのが一般的で、招待した恩師などには新郎新婦側がお車代を渡したりする習慣があります。しかし、欧米にはそういう習慣はなく、ゲストは飛行機代も自費で払って出席し、その分、新郎新婦が食事でもてなすのが一般的です。

 コロナを経て、日本でも一緒に祝って欲しい人を招き、祝いたい人が新しい道を歩み出す2人を祝い、応援するために出席する。そして当日はそうやって集まってくれた人たちを新郎新婦が温かくもてなすという、結婚式や披露宴の新しい姿に変わっていくのかもしれません。

<TEXT/安東徳子 ウエディング研究家>

ウエディング研究家、戸板女子短期大学服飾芸術科教授、一般社団法人日本ホスピタリエ協会代表理事、株式会社エスプレシーボ・コム代表取締役。30年の長きに渡りウエディングビジネスに関わる中で培われた日本独自のホスピタリティをユニバーサルな視点から再構築、理論化し広くサービス業に広めてきた。単なるマナーではなくビジネスに貢献できるコミュニケーションスキルとしてのホスピタリティ教育は産学両分野からの定評がある。著書に『共感力の鍛え方』『ハネムーンでしかできない10のこと』『世界・ブライダルの基本』(監修)など

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