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緊急搬送&激務で14キロ減…不遇の36歳会社員が「アラブの王子」と深い友情を築けたワケ

ビジネス

突然、アラブの王子の別荘に招かれる

鷹鳥屋

バーレーンの鷹マーケットで現地でも高値な白鷹を持って

――アラブの王子に招かれたのは、日本へ帰国してからなんですね。

鷹鳥屋:突然、「ウチの上司の王子が会いたがっているから遊びに来てよ」というような雑な内容のメールが来て、最初はすごく怪しかったです。ただ、詳細を聞いていくうちに「詐欺じゃないな」と思って、空いている日を伝えると、電子で航空券が送られてきて驚きました。そのまま王子の別荘があるモロッコへ行くことに。

 王子は純粋に私に興味を持って招待してくれたため、1週間ほど滞在しましたが、仕事の話はしていません。いまも、純粋に友達です。ただ、王子たちと知り合えたことでたくさん学びがあり、それがいまの活動やビジネスに大きく貢献していることは間違いありません。

――王子も積極的ですね。1週間の滞在中はどんなふうに過ごされましたか?

鷹鳥屋:王子が用意してくれた、オシャレなデザイナーズホテルに宿泊しました。印象的だったのは、マリリン・モンローが壁中に貼られている部屋で、ずっと視線を感じながら眠ったことです。

 日中は王子と遊ぶことが多かったです。王子は、中東のいろんな国を見てきた方だし、アメリカやカナダに留学していた経験もあって、とても理知的な方でした。でも、とてもフランクです。たとえば、買い物途中に気に入った女性を見つけて「告白してくるわ」と言って本当に告白し、相手に婚約者がいて私や付き人たちと反省会をしたこともあります。

世界で尊敬される日本人100人に選ばれる

鷹鳥屋

中東のメディアに取材をされたとき

――2021年の「ニューズウィーク日本版」(8/10・17号)で「世界が尊敬する日本人100」にも掲載されたとか?

鷹鳥屋:はい。「中東で一番有名な日本人インフルエンサー」として紹介され、自分でも驚いています。本人は中東で一番有名とは思っていないのですが…

――中東の国とかかわるようになったことで、ほかにも驚くような体験はありましたか?

鷹鳥屋:カタールの王族と、スレイヤーズという日本の名作アニメを巡り、「2期と3期どちらがいいか」ということで本気のケンカをした嘘のような本当の話です。

私はアラブの王様たちとどのように付き合っているのか?

私はアラブの王様たちとどのように付き合っているのか?

“中東きっての有名日本人”となった著者が、サウジアラビアの王族や中東有数の財閥子息たちとのお付き合いを通じて身を以て体験した耳を疑うような数多の実話とともに、私たち日本人が知らない魅力の溢れる中東世界へと誘う

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