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職場のストレスを発散してたら…バッティングセンターで嬉しい出会いが

コラム

スカウトされて草野球の試合に出ることに

野球場

 この男性は趣味で草野球もしており、そのことは話の中で聞いていましたが「今度の日曜、試合をするんですがメンツが足りなくなっちゃって。急なお願いで申し訳ないですが一緒に試合に出てもらえませんか?」と突然頼まれます。高校を卒業してから一度も試合の経験がなかったため「足を引っ張るかもしれない」と伝えますが、「それでも構わないから」と懇願されて引き受けることにしたそうです。

「役立たずでガッカリされるかもって不安もありましたが、その一方で久々の試合ということでワクワクしていた自分もいました」

 ちなみに試合は相手チームに大差で敗れてしまったそうですが、神谷さんはヒット2本を放つ活躍。チームメイトはほとんどが年上でしたが「やるじゃないか!」と喜んでくれ、そのままチームのメンバーとして加わることが決まります。

年上の友人が一度に何人もできた!

「こっちは1試合だけのつもりだったんですけど、正式加入って話になってました。あの試合もヒットは打てましたが2回もエラーしちゃって。戦力にはなってないけど、それでも自分を受け入れてくれたのは本当にうれしかったですね」

 しかも、チームメイトには同郷や同じ大学の先輩がいたことを知り、年は少し離れていますが友人としていい付き合いができているとのこと。今はコロナ禍で草野球チームはしばらくは活動休止ですが連絡を取り合っており、一緒にバッティングセンターに通ったりしているそうです。

「ストレスの元凶となっていた上司も異動で別部署に移ったし、最近は職場の人間関係も悪くないです。それ以上に趣味として草野球を始めたことで年上の友人が一気に増えたのはすごく恵まれていたと思ってます。この歳で新しい友人ができるってすごく貴重なことですから」

 ストレス解消をきっかけに生まれた新たな趣味と友人。ある意味、パワハラ上司には感謝ですね。

<TEXT/トシタカマサ イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>

-[ストレス発散な話]-

ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中

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