マッチングアプリで念願の初デートした28歳男性。待ち合わせにまさかの人物が… | bizSPA!フレッシュ

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マッチングアプリで念願の初デートした28歳男性。待ち合わせにまさかの人物が…

 今や出会いの定番となった「マッチングアプリ」。出会いのない現代人に、貴重な恋愛チャンスをもたらす存在です。一方で「思いがけない出会い」につながるのもアプリならでは。不特定多数の異性と会えるマッチングアプリでは、知人とマッチしてしまうケースも珍しくありません。

マッチングアプリ

写真はイメージです(以下同じ)

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一念発起でマッチングアプリをスタート

「社会人になり、とにかく出会いがなくなってしまったんです。冗談抜きで、仕事と家の往復しかしていないような生活。そんな生活に嫌気が差して、マッチングアプリを使い始めました」

 そう話すのは、学生時代は人並みに恋愛をして、それなりに充実していたという川田義明さん(仮名・28歳)。しかし、会社に入社して間もなく、それまで交際していた彼女と破局してしまいます。それから今に至るまで、新たに彼女ができることはありませんでした。

「正直、マッチングアプリを使うのはイヤでした。こういった類のサービスはリアルでモテない人の行きつく先、という悪いイメージがあったので……。そのうえ、いざ女性にメッセージでアプローチしてみても全然返事がない。ここでもモテないのかとげんなりしましたね」

ようやく1人の女性とデートすることに

川田義明さん

話を聞いた川田義明さん

 思い切って始めてみたものの、想像していたより女性とのやりとりがうまく進まず、徐々に出会いへの意欲も薄れていった川田さん。しかし、退会を意識しだしたところで、何度か返信をくれる女性とマッチングしたようです。

「それまではメッセージのラリーが2~3回で音信不通になってしまう人がほとんどでした。それでも諦めずにいたら、ずっとやりとりが続く女性が2人できたんです。そのうちの1人とデートの約束までこぎつけ、『次の週末にカフェに行こう』ということになったんです

 マッチングアプリで見つけた、社会人になって初めてのデート相手。女性のプロフィールのアイコンは後ろ姿の写真であったものの、メッセージのやりとりでは常識的で気が使える女性だったそう。このまま彼女になってくれたら……と、川田さんは胸を躍らせて約束の日に待ち合わせ場所に向かったそうです。

待ち合わせ場所に来たのはなんと…

待ち合わせ

 デート当日、待ち合わせ場所は近隣の駅前。5分前に到着した川田さんはあたりをキョロキョロしながらどんな女性が来るのか心待ちにしていました。しかし、待ち合わせ場所に現れた女性は……。

「驚きました。そこに来たのは、なんと友人の彼女だったんです。お互いにマスクをしていたので最初は分からなかったのですが、『声』『雰囲気』『背の高さ』で僕が先に気がつきました。彼女も『ヤバッ!』という顔をしていましたね。とりつくしまもなく『絶対に彼には言わないで!』と懇願されました」

 友人の彼女はプロフィールの年齢や職業、出身地を全て偽っていたため、直接会うまで全く気付かなかったのです。実は、このデートの2日前にも、友人とその彼女に会っていたという川田さん。当然、その日もマッチングアプリのなかで友人の彼女とメッセージをやりとりしています。

 川田さん曰く、友人も彼女もとても仲睦まじい様子だったそうで、マッチングアプリを使っている理由や、実際にこうして恋人以外の男性と会っていることに疑問があったそうです。

「僕の知る限りは真面目な性格で、とても浮気をするような子に見えませんでした。それに、周りが引くぐらいラブラブなカップル。今回の行動は全く理解できませんでした

割り切ったパートナーがほしかった…

 マッチングアプリで取り付けた初めてのデート。まさか、友人の彼女と出会うことになってしまうとは……と川田さんは困惑します。彼女にアプリに登録した理由を聞いてみると、なんとも身勝手な言い訳が返ってきたようです。

「返ってきた言葉は、まさかの『夜の生活に不満がある』というもの。彼氏のことは好きだけど、それとこれとは別と言うんです。欲求を発散させるだけのような、割り切ったパートナーを探すためにマッチングアプリを利用していたみたいです

 思いがけないタイミングで、彼女の本性を見てしまった川田さん。この事実を友人に話しておくべきか、隠しておくべきかは非常に悩んだそうです。

「友人とは高校生の頃からの付き合いだったので、黙っていたくない気持ちもあったんです。ただ、何も知らなければ友人は傷つくこともないわけで……」

言うか、黙るか。下した決断は…

悩む男性

 その日はもちろんデートどころではなく、事情を聞いてすぐに解散となりました。その後、川田さんは「報告」という選択を決断します。

「世の中知らないほうが幸せなこともある、と言いますが、本当に黙っておいていいのか、かなり悩みました。でも、彼女があの様子では、友人にバレるのも時間の問題だと思ったんです。悪事がバレていくうちに、アプリで僕と会ったことも分かるかもしれない。事情を知っていながら僕が何も言わなかったと発覚すれば、友情にもヒビが入ると思ったんです。彼女には申し訳ないけれど、自分の知っていることや出来事は全て伝えました

 その後、友人と彼女はやむなく破局。実は以前から、友人は彼女の浮気を疑うことがあったそう。この1件で疑惑が確信に変わり、吹っ切れたそうです。初めてのデートで思いがけない出会いがあったものの、川田さんは懲りずに今もマッチングアプリで彼女探し真っ最中だとか。

<取材・文/粕谷麻衣>

1993年生まれ。紙媒体・web媒体で執筆を担うフリーの記者・ライター。経営者や起業家など、ビジネスの第一線で活躍する人々への取材が好き。趣味はキャンプやスキーなどアウトドア全般。一児の母・シングルマザー

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