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繋がりがあるのに孤独な若者。人気Youtuberのアドバイスに共感の嵐

暮らし

 ファッションやメイクの情報を発信している大物Youtuberの「ゆうこす」こと菅本裕子さんは、SNSの総フォロワー数100万を超えるほどのインフルエンサーで、SNSアドバイザーとしての肩書きも持っています。

 そんな彼女もかつて「つながり孤独」を体験したそうです。所属していたHKT48を引退した当時、Twitterのフォロワーが3万人ほど増えたそうです。しかし、彼女が主催したイベントに参加した人はたったの3人でした

 そのことを振り返って彼女は「孤独というか、居場所がないプラス私には何もないってなっちゃったんですよね」と番組で語ります。

SNSでは自己中心的なくらいがちょうど良い?

SNSで夢を叶える

ゆうこす『SNSで夢を叶える』(KADOKAWA)

 「ダ・ヴィンチニュース」の記事によれば、菅本さんがツイッターを始めた当初は、心無い言葉を投げかける人が少なくなかったそうです。そして、自身の活動も思うようにいかず、ひたすら焦る日々を送っていました。そのときは、必死に自分を良く見せようとする投稿を繰り返して悪循環に陥っていたそうです。

 そのような葛藤のなか、「どうせ叩かれるならこれからは自分の好きなことだけ、やっていてワクワクすることだけを発信していこう!」と決心しと綴っています。

 番組内でも、「つながり孤独」に悩む人に対して、「(SNSでは)ちょっとは自己中心的になる必要があるなと思ってて」と語り、「これが好きでこういうことに興味がありますって言うことで、SNS上の人たちが話しかけやすくなって仲間が見つけやすくなる」と続けました。

スマホ依存による弊害は身近なものに

 こうしたゆうこすさんの発言に対し、ネットでは、

「自分だけが取り残された感じがするの、すごく分かる~」
「思い当たることがありすぎて、他人事ではなかった」
「楽しいと思えなくなった時が、SNSのやめどき。自分も会社を退職したときに、Facebookを退会しました」

 というように共感の声が多く寄せられました。日常生活に支障が出るほどSNSにのめり込みすぎてしまうということは日本国内だけに限ったことではなく、スマホ依存症として世界的に問題となっています。

 Appleは、次期のiOSのアップデートで、デバイスの使用時間を把握し管理したり制限したりすることができる機能を追加することを発表しました。このことによって、ユーザーがデバイスを使いすぎる問題を解消できるかもしれません。

 SNSは楽しく、日常を彩るものとして楽しく使いたいものです。

<TEXT/湯浅肇>

写真をメインに数多くの時事ネタやマルチメディア関連の記事も執筆。常に斬新な切り口で情報発信を目指すアラサー男子

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