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恋の告白には「気温25度、湿度50%」が望ましい理由。著名メンタリストが伝授

暮らし

告白にとって有利になる空間をつくる

 まず、新しい認知心理学の世界で「エンボディードコクニション」という技術があります。これは人間が外界の影響によって心理状況が変わることを基本とする学問で、その実践の効果は私自身でも試して立証済みです。

 例えば同じ10キロの重さの箱でも、黒い箱はより重たく感じ、白い箱はより軽く感じるというものです。黒い服を着ると体が引き締まっているようにみえ、白い服を着ると少し太っているように見えるというのをあなたもきっと知っているはずです。まさにこの効果が「エンボディードコクニション」の効果です。

 もしあなたから告白をしなければならず、何とかして相手と交際できるようになりたいのなら、まず告白する場所の空間に気を付けてください。

 注意しなければならないのは「湿気」と「気温」そして「光」です。まずあなたが告白する場所での気温は25度前後、湿度は50%前後が望ましいでしょう。この気温と湿度は人間にとって最適なものであり、これを外れると不快に感じ始めます。

なぜ「気温25度、湿度50%」が望ましいのか

ロミオロドリゲス

プロフェッショナルメンタリストのロミオ・ロドリゲス

 なぜこれが大事かといいますと、人間は相手のメッセージと自分自身がそのときに感じる快適さが同調するからです。つまりあなたの告白が不快な環境でされた場合、その告白は不快なものになり、環境が快適な場合は、そのメッセージも快適なものに感じるということです。

 例えばあなたが梅雨どきの湿度の高い部屋で作業をしているとします。ジトジトしていて汗ばんで体も気持ち悪いです。そんなときに仕事の話をされたとしてもどう感じますか? きっと「あとにしてくれ」と感じるはずです。

 また光も大切な要素となります。光が明るければ人の心を外界に向かいますので、相手からのメッセージを受け取る余裕が生まれません。反対に光が無くなるほど、他人を依存し、他人からメッセージを受け取る余裕が生まれます。

 以上の条件がそろう場所なら、告白をするには悪くない環境だと思います。もし私が告白をするなら、間違いなく気温25度、湿度50%の空調、光が落ちているバーカウンターで行います。しっかりしたホテルであれば、この条件はきっとそろうでしょう。

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