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26歳女性が月400キロ走って感じた“ある異変”「謎の息切れと疲れが…」

コラム

3か月で体重は6キロ減、ウエストは11センチ減

 時間があればある分だけ、とにかく走りに走った、ゆかさん。

「7月に健康診断があったのですが、3月に53キロあった体重が、47キロに減っていました(身長164センチ)。あと、ウエストが前年より11センチも細くなり、見たことないほどスリムになっていました。もとからやせ型の体型でしたけど、こんなポテンシャルが自分に秘められているのだと正直驚きましたし、嬉しくもありました」

 お気に入りだったボトムスやスカートが何着か着られなくなってしまいましたが、それ以上に周囲から痩せたと言われることに満足感を覚えていたようです。

「せっかくこの体型になったのだから、これを維持しようと必死になっていました。趣味で健康意識のために始めたはずのランニングが、いつの間にか義務に変わっていたんです

 一度、理想の体型を知ってしまうと、元に戻ることが怖くなってしまうのだとか。

約400キロのランニングを10か月続けた

ダイエット

 そうした義務感からも、ゆかさんは月平均400キロ前後のランニングを約10か月間続けることになります。そして10か月経ったある時、突然、身体に変化が生じたのです。

急にランニングどころか、簡単なジョギングさえもできなくなったんです。さらに階段を上るだけでも息切れをおこしていまい……。ふくらはぎを中心に足の疲れも全く取れず、最初は“オーバートレーニング症候群”かと思いました」

 オーバートレーニング症候群とは、疲労が十分に回復しないまま運動を続けた結果、引き起こされる慢性疲労状態のこと。謎の息切れと疲れが約1か月続いたゆかさんは心配になり、病院を受診することにしました。血液検査の結果は、貧血。

 一般の女性が45〜170μg/dLあるはずの血清鉄の数値が、なんと25μg/dLしかなかったのです。加えてヘモグロビンの数値も最低値を下回っており、病院で「鉄剤」を処方されました。

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