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「こんな会社には入りたくない!」就活生がドン引きしたイタい社員の言動

学び

 2019卒の就活が終わり、早くも2020卒の就活が始まろうとしています。これからインターンシップや説明会を始める企業も多いでしょうが、社会人があたりまえだと思っているその行動、就活生には実はちょっとイタいと思われているかも……

就活生 女性

※画像はイメージです(以下同じ)

 今回は今年就活を終えた4年生に実際にイタいと思った社会人の言動について話を聞いてみました。

社長の自慢話に社員全員拍手

 まずは社長がイタいと思ったケースから紹介します。中小不動産の採用試験に臨んだ池崎亮太さん(仮名・22歳)はこう語ります。

「今年3月に都内で行われた中小不動産の説明会に参加したときのことです。最初に社員の方が簡単に会社の説明をしてくれました。そこまではありがちな説明会という感じでしたが、その後社長が出てきて、『まずは紙とペンは持たずに心で聞いてください』と言ったんです。

 なんだか自分に酔っている感じがしてとてもイタいなと思いました。話の内容自体は、企業の成り立ちや実績、今後の戦略というような真面目な話でしたが、とにかく自分の話を聞いてほしいという感じで、結局自慢したいのが透けて見えて嫌でした」

 ちょっと冷めすぎた態度な気もしますが、この後さらに池崎さんをドン引きさせる出来事が起こったのです。

「その社長の話だけでもイタいなと思っていたのに、話が終わると突然、会場中に拍手が起きたんです。なんと社員全員が社長に憧れの目線を向けながら拍手喝采。宗教染みていてなんだか怖いなと感じたので、もう絶対に行きたくないです」

説明会で就活必勝セミナーを開く社長

 同じように社長がイタかったこんな事例も……。夏から就職活動を始めていた神田祐樹さん(仮名・21歳)は、某大手出版社の会社説明会に参加したときの様子を振り返ります。

 マスコミ志望で、長年憧れていた大手出版社の説明会に参加した神田さん。会場が本社ではなく、普段は結婚式やパーティなどに使われている宴会施設だったので、その豪華さに圧倒され、ワクワクしながら開始を待っていたそうです。

「始まると最初に社長が出てきました。会社の説明をしてくれるのかと思いきや、『30年後、企業が生き残るには?』や『企業が求めている人材とは』というようないわゆる『就活必勝セミナー』をみっちり1時間聞かされました。

 夏からインターンシップや合同説明会に行っていた私からすると、そんなことは常識で分かっているというような内容だったのでちょっとズレてるなって。もっとその会社についての説明が聞きたかったですね」

 就活生のことを思って社長はアドバイスしたつもりだったのでしょうが、確かに年々インターンシップや説明会が早まっている傾向にあるため、学生にとっては耳にタコでしたね。

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