2000円以下「ハンガー型乾燥機」2種をレビュー。梅雨時でも使えるかも
ドライヤー機能がついた「ハンガー型ドライヤー」
続いて検証するのは「DINFO」というメーカーの「ハンガー型乾燥機」です。ハンガーにドライヤー機能がついたアイテムで、バラバラのパーツを組み立てて使います。
乾かしたい洗濯物をかけ、コンセントをつなげて、本体中央にある丸いボタンを押すだけ。ボタンを押すと温風がハンガーの下から流れて、内部から衣類を乾かしてくれます。ハンガーのアーム部分に洗濯バサミをかけることもできるので、靴下や下着も一緒に乾かせます。
スイッチを入れてから1時間ほど経つと、温風が直に当たる首回りや胴体などは乾いているものの、袖や脇の部分などは乾いていない状態です。完全に全体が乾ききるまでは、薄手のTシャツで2時間ほどかかりました。
洗濯物を乾かすというよりは…
音も静かめでドライヤーの弱風ほどの大きさでしたが、静かなぶん、送風もパワーに欠けるのが難点です。1枚ずつしか乾かせないうえに、1回乾ききるまでに薄手のTシャツで2時間かかるので、効率が良いとはとても言えません。
コンセントに挿すコードも176cmと短いため、干せる場所が限定され、延長コードは必須です(筆者は延長コードを持っていなかったので、トイレのドアノブにかけて使いました)。
また、商品説明では靴を乾かすこともできると書かれてありますが、そもそもアームが濡れた靴の重さに耐えられず、使えませんでした。
洗濯物を乾かすというか、雨で濡れたり、生乾きで匂いが残った衣類を乾かしきるのに適しているように感じます。
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低コストでコンパクトな乾燥機2点を実際に使ってみましたが、860円で買える「カバー型」のほうなら、梅雨時に限らずとも、いずれ重宝する機会があるかもなと思いました。
<TEXT/佐藤隼秀>
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