『愛の不時着』『梨泰院クラス』を超えるかも…Netflix韓国ドラマ4選 | bizSPA!フレッシュ

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『愛の不時着』『梨泰院クラス』を超えるかも…Netflix韓国ドラマ4選

 韓国ドラマの勢いが凄い。休日に観始めて、結局やめられずに平日も寝不足をおして観続けてしまう面白さ、その代表格『愛の不時着』『梨泰院クラス』を完走してしまったら何を観たらいいんだろう。そこで、国内外のドラマに通暁するライター・大山くまお(@oyamakumao)がNetflix韓国ドラマ4本を厳選。確実にハマります、お気をつけて。

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Netflix television screen with popular series choice. ©Bekirugur Bekir Ugur/Dreamstime.com

 Netflixで海外ドラマを観る楽しみはすっかりポピュラーになった。大ヒットした『愛の不時着』は女性を中心に人気となったが、ビジネス復讐劇『梨泰院クラス』は若い男性にも観られて「韓国ドラマは女性が観るもの」というイメージを覆した。読者の中にも観たことのある人は多いんじゃないかと思う。

 そこで今回は『愛の不時着』や『梨泰院クラス』を観たものの、次に何を観ればいいか迷っている人に向けて、Netflixで観られる韓国ドラマを4本おすすめしたい。20代、30代のビジネスマンに刺さるポイントもご紹介する。

『ヴィンチェンツォ』ただ正しく優しいだけではダメ

 現在(2021年5月時点)、Netflix「今日の総合TOP10」の1位を爆走している韓国ドラマが『ヴィンチェンツォ』だ。韓国、日本のみならず、世界中で大ヒットを記録中だから、面白さは折り紙付き。まだ『愛の不時着』や『梨泰院クラス』ほどの知名度はないので、今、観ておけば「流行に敏感な人」だと思われるはず

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ヴィンチェンツォ(ソン・ジュンギ)と女弁護士チャヨン(チョン・ヨビン)の丁々発止の会話も気持ちいい/Netflixオリジナルシリーズ『ヴィンチェンツォ』独占配信中

 ストーリーは、イタリアでマフィアの顧問弁護士をしていた男・ヴィンチェンツォが韓国にやってきて、悪辣な大企業グループと戦うというもの。キャッチフレーズは「悪が悪を処断する」。善良な主人公が多い韓国ドラマでは珍しい、ダークヒーローを主人公にしたドラマだ

 大企業は金儲けのためなら人の命をなんとも思わぬ非道ぶりを見せつけるし、優秀な弁護士会社や裁判所、警察、マスコミ、病院などとも結託している。こんな“悪のカルテル”に立ち向かうには、ただ正しく優しいだけではダメ。そこで、あらゆる悪事に精通している男・ヴィンチェンツォの登場というわけ。

 ヴィンチェンツォは、いつもビシッと高級なスーツを着こなし、物腰も柔らかく、涼しげな表情をしている。困難に直面しても動じることはなく、策略をめぐらせてクールに実行し、どんなことでも最後までやり抜く男。時には眉ひとつ動かさずに銃の引き金を引くことができる。

 とはいえ、ハードな描写一辺倒ではなく、コミカルなシーンもたっぷりあるので、「抱腹絶倒ノワール」と呼ばれることも。とにかくスカッとするし、全20話あっても、まったく飽きさせないところが見事だ。

 ビジネスの場で格闘や銃は必要ないが、困難な仕事に直面したり、大きなトラブルに見舞われたりしても、あわてず騒がず声を荒立てることなく、冷静に処理できる人物でいたいもの。卓越した実力と涼し気な雰囲気を兼ね備えることで、はじめてヴィンチェンツォのようなスマートな色気がたちのぼりはじめる。ぜひともお手本にしてもらいたい登場人物だ。

ヴィンチェンツォ
出演:ソン・ジュンギ、チョン・ヨビン、テギョン
原作・制作:キム・ヒウォン、パク・ジェボム

『悪霊狩猟団:カウンターズ』多様性のあるチームの強さ

 タイトルだけ見て、「あ、ホラーは苦手」と思う必要は一切ナシ。実際は痛快きわまりないハードアクションドラマだ。アクション、サスペンス、友情、感動、さらに韓国グルメの要素まで盛り込んでいるが、胃もたれを起こさない絶妙なバランスはお見事

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いろいろな世代の人のいるチームの力/Netflixオリジナルシリーズ『悪霊狩猟団:カウンターズ』独占配信中

 人間に寄生して殺人を犯させ、被害者の魂を食べる「悪霊」を倒すために組織された「カウンター」たちの活躍を描く。カウンターはチームを組んで悪霊に取り憑かれた人を倒し、被害者の魂をあの世に送ってやるのが仕事。ちょっと『呪術廻戦』や『幽遊白書』などを思い起こさせる設定だ。

 なんといってもカウンターたちのキャラクターが本当に魅力的だ。まず、10代の優しい少年、20代のクールなお姉さん、アラフォーの頼もしいおじさん、アラフィフのお節介なおばさんというチームの構成がいい。過去を失った彼らが疑似家族のように韓国の麺料理・ククスの店を営業しながら、悪霊が出ると揃いの赤ジャージに着替えて出動する。

 女性が二人いるからといって、悪霊の攻撃はまったく容赦してくれない。むしろ、ハードな肉弾アクションがひたすら続くことも多い。そもそも悪霊は殺人を犯しそうな人を選んで取り憑くからとにかく凶悪だし、魂を食べるとレベルアップすると手がつけられないぐらい強くなったりする。

 さらに悪霊より悪いのが人間たちだ。悪徳政治家や悪徳企業が結託して、悪霊たちを操ろうとしたり、徹底的に卑劣な手段を使ってきたりするから、カウンターたちも苦戦を強いられる。それでも彼らはお互いに支え合いながら最後まで戦い抜くのだ。

 いろいろな属性の人たちがいて、お互いの強みを出し合い、お互いの事情も理解しあいながら目的に向かって突き進む。ビジネスでもこんなチームを作ることができたら本当に強い。「多様性」といっても難しいことは何もなくって、男女の数を均等にしたり、いろいろな世代の人と組んでみたりするだけで、チームは驚くような力を発揮することがある。『悪霊狩猟団:カウンターズ』はそんなことも考えさせてくれるドラマだ。

悪霊狩猟団:カウンターズ
出演:チョ・ビョンギュ、ユ・ジュンサン、キム・セジョン
原作・制作:ユ・ソンドン、ヨ・ジナ、キム・セボム

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