中華料理屋にマネキン。苦心の末に生まれたユニークな感染防止対策 | bizSPA!フレッシュ

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中華料理屋にマネキン。苦心の末に生まれたユニークな感染防止対策

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 いまだ収束の気配を見せることのない、新型コロナウイルス。国内の累計感染者数は約58万人(2021年4月30日時点)。東京都の累計感染者数は約14万人で、筆者が住む北区の累計感染者数は約2900人にものぼります

麒麟菜館

一見すると普通の中華料理屋に見える、麒麟菜館

 コロナの感染を防ぐため、この1年で特に対策を迫られたのが「飲食店」ではないでしょうか。入店時の体温測定、消毒液やアクリル板の設置、座席間隔の確保、そして時短営業……。飲食店の経営者は、感染防止対策に今なお苦心していることでしょう。

 そんな苦心の末、ほかにはないユニークな感染防止対策を思いついたお店が、東京・北区の赤羽にあります。その名は「麒麟菜館」。麒麟菜館ではいったい、どのような感染防止対策を行っているのでしょうか? 赤羽在住の筆者が取材しました!

いったいなぜ?中華料理屋にマネキン

 入り口から麒麟菜館の店内をのぞくと、「四人席に1人で座っている人が多いな」と感じます。しかしよく見てみると、席に座っているのは……マネキン!

麒麟菜館

麒麟菜館

 麒麟菜館では座席にマネキンを配置し、店内が「密」にならないよう工夫しています。

 スーツ姿の男性マネキンは少し偉そうに座っています。このマネキンは座り方からして、上司設定だな! と勝手に想像を膨らませてしまいます。おまけにフェイスガードで飛沫をしっかり防御。感染対策はばっちりです!

麒麟菜館

 となりのテーブルには、チャイナ服を着たきれいな女性マネキンがいらっしゃいました。中華料理屋で悠然と座り続けるマネキン。なかなか不思議な光景です。

麒麟菜館

 麒麟菜館ではいったいどのような経緯で、座席にマネキンを置くようになったのでしょうか。今回は、麒麟菜館を運営する有限会社匠クラシックの竹峰正人代表取締役に話を聞いてみました!

きっかけは、アメリカの感染防止対策

麒麟菜館

有限会社匠クラシックの竹峰正人代表取締役

 2020年5月の緊急事態宣言解除後、どのような感染対策を行うか悩んでいたという竹峰社長。ソーシャルディスタンスを保つために座席の位置を離すと、「店内がガラガラな感じ」に見えたそうです。座席の間隔を確保しながら、何とかにぎわっている雰囲気を出せないか。アイデアを捻りだしている最中に目にしたのが、海外のニュースでした。

「たまたま海外のニュースを見ていたら、アメリカでマネキンを置いてソーシャルディスタンスを取っているお店があって。これは面白いなと思いました」

 アメリカの飲食店の感染対策から着想を得た竹峰社長。そこからすぐに行動に移しました。まずは、麒麟菜館が入店しているショッピングセンター「赤羽ビビオ」のアパレルショップに声をかけ、マネキンが着用する服の貸し出しを依頼します

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