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「強か」の読み方・意味わかりますか?知らないと恥ずかしい日本語クイズ

コラム

A.「強か」は「しっかりしている」という意味

「強(したた)か」を辞書で引いてみると……。

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強か
1. 粘り強くて、他からの圧力になかなか屈しないさま。しぶといさま。
「世の中を―に生きる」「―な相手」
2. 強く、しっかりしているさま。
「―な後見役」「―な造りの家」
3. 強く勇猛であるさま。
「力が強く勇気があって―な豪傑である」〈魯庵・社会百面相〉
4. 程度がはなはだしいさま。
「いと―なるみづからの祝言どもかな」〈源・初音〉
5. 分量がたいへん多いさま。
「国の事など―に申し居たるさま見るに」〈夜の寝覚・一〉
[派生]したたかさ[名]
(出典:デジタル大辞泉)
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 このとおり「強か」は、もともと肯定的な言葉ですが、現在では「ずる賢い」や「腹黒い」など否定的な意味で使われることが多くなってきました。

 しかし、本来は褒め言葉。例えば「強かな女性」は「強くてしっかりしている女性」という意味となります。また、したたかを「健か」と書くこともありますが、意味は同じです。一般的に、ニュースではひらがなで表記されています。

<TEXT/御手洗ココ>

平成生まれのフリーライター。三度の飯より酒が好き。ビールはプレモル派です。

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