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着実に月収10万円アップ。副業ではなく「複業」をオススメする3つの理由

コラム

コロナ禍で注目が集まった?

 ここ数年で複業は徐々に注目され始め、2020年の新型コロナウイルスの影響によって、複業するビジネスマンが増えています。

 人材サービスを提供するパーソルプロセス&テクノロジー株式会社が会社員400人を対象に行った調査によると、新型コロナウイルスの発生前後で、複業(副業)をしたいと思った人は約半年の間に8%増加しています。

複業

※出典:「複業(副業)に関する意識・実態調査」【パーソルプロセス&テクノロジー株式会社調べ】

 また、クラウドソーシングサービスを提供するランサーズ株式会社によると、現在、「ランサーズ」に登録する副業・複業者1490人を対象に行った調査では、そのうち約3割が「新型コロナ感染拡大が始まった2020年2月以降に始めた」と回答しています。

複業における3つのメリット

お金

 では、複業でどういったメリットが得られるのでしょうか。

【1:「お金」のスキルが身に付く】

 複業で個人として仕事をすると、金額交渉から見積り、入金確認まで一連の業務を全て自分で行わなければいけません。一定の収入がある場合は、確定申告をしなければいけないので税金の勉強も必要で、必然的にお金に関するスキルが身に付きます。

 また、複業における個人での活動は「株式会社自分」を経営するようなイメージでして、経営に近いスキルを身につけることもできます。本業では得ることのできない「お金」に関するスキルは、どこの会社へ行っても通用するスキルです。

【2:リスクなくキャリアアップができる】

 例えば、本業で会社の広報・PR活動を行っている人が、将来のためにWebマーケティングのスキルも身に付けたいと考えました。しかし、本業の会社でいきなりWebマーケティングの仕事をやりたいと言っても、部署異動などが発生するため、すぐに実現することは難しいと思います。

 一方、まずは知り合いが経営している飲食店のWebマーケティング活動を複業として行うのであれば、今すぐにでも可能ではないでしょうか。もちろん、事前の勉強は必要ですが、実践する場はすぐに作ることができます。

【3:やりたい仕事ができる】

 私の周りには、本業はIT企業でデータ分析の仕事をして、複業では趣味であるバスケットに関する仕事として、日本のプロバスケットボールリーグ「Bリーグ」のとあるチームでデータ分析の仕事をしている方がいます。また、IT企業に勤めるかたわら、もともとやりたかった農業を行っている方もいます。

 趣味を仕事にしてもよいでしょうし、過去諦めてしまった仕事にチャレンジすることも十分に可能です。

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