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KARA脱退から4年…知英「挑戦することは怖いことじゃない」

暮らし

知英

――同世代の男性を見るとき、やはり知英さんと同じように頑張っている人をステキだと感じますか?

知英:考え方としてはそうですね。たとえば、相手がつかまるまで諦めないとか、自分はこれができるまで諦めないとか、それは私の仕事でも、みなさんの仕事でも同じことだと思います。継続は力なりといいますし。

 そして、人にはそれぞれやるべき仕事があって、私にはみなさんの仕事はできないし、逆にみなさんには私の仕事はできないかもしれない。だからお仕事をしているみなさんは、みなさんですごいと思います。

――知英さんは中国語や英語も話されるそうですが、ハリウッドに出たいという気持ちは?

知英:チャンスがあれば出ていきたいです。

――最後に、本作で20代の男性に感じてもらいたいことを、ひと言お願いします。

知英:私が演じた瑞穂は、すべてを一度失ってから、気づいたことがたくさんあります。家族の愛だったり、友達だったり、夢だったり。そして1回何もない状態から、どうやって立ち直るのか。

 20代というのは、いろいろなことに悩む時期だと思います。自分には、いま何もないと思っている人もいるかもしれません。私だって、そうしたネガティブなことを思うこともたくさんあります。

 でも瑞穂のように、また自分の人生を変えられるような夢に出会ってほしいと思うし、勇気をもらってほしい。ただの音楽の映画だとか、涙が流れた映画で終わらせるのではなく、自分の人生はどうなんだろうと考えてほしいです。

<取材・文・撮影/望月ふみ>

私の人生なのに』は新宿バルト9ほかにて全国公開中

ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異
Twitter:@mochi_fumi

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