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たった1人、予算ゼロの人事部が「1年半で68人」も採用できたワケ

ビジネス

ラブストーリーは突然に~突然のラブレターへのお返事

 常にスカウトメールの返信は自分の携帯でも受信できるように設定をしておき、お返事がきたら秒で返信できるスタンスにしていました。毎日携帯を眺めながら「返信こないかなぁ」と好きな人に想いを寄せる片思い女子のような気持ちでため息をついていたところ、携帯が鳴り、初めてのラブレターのお返事が……

「鴛海さんの個性的なメッセージ、貴社の事業、そしてユーモアに大変興味を抱きましたので、ぜひお話させていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします」

 嬉しくて自然と涙が出たのを今でも覚えています。「私の想いがちゃんと届いて、知名度もなにもない会社なのに、興味をもってもらえた! やっと候補者に会える!」。ダイレクトリクルーティングってこれか! と思った瞬間でもありました

スカウトメールマスターおっしー

メイプルバー

イベントは社内交流と社外への認知度アップを目的にした

・どんなスカウトメールが嬉しいか
・他の会社では書かないようなスカウトメールの文ってなんだろう
・転職を考えてなくても会いたくなるような内容ってなんだろう

 研究に研究を重ねました。プロフィールの写真にふくろうと写っている方には「ふくろう好きなんですか? 私、先日ふくろうカフェ行きました」と書いたり、「辛いラーメンが好き」とプロフィールに書いている方には“オススメの辛いラーメン5選”を送ったり、その方の「大事にしている言葉」に共感したら素直に感想を送ったり、とにかく会いたい気持ちを熱意を込めて書いたり、型にはまらないメッセージを考えながら送っていました。

 少しでも“私の顔が見えるメッセージ”を送れば会いたいと思ってもらえるかもと考えていました。

「率直に申し上げて、面白そうな会社だと感じております。一度お話をおうかがいできないでしょうか?」「お忙しいなか、プロフィールまでしっかり目を通していただき、さらに定型文ではないご返信をいただいて、重ねて感謝申し上げます」

 続ければ続けるほど続々と嬉しい返信をいただけるようになり、この会社で採用絶対うまくやれる! と確信できたときでもありました。

【スカウトメールのコツ】
・個別に作成する
・リクルーティングの話だけにこだわらない
・返信したくなるような内容を心がける
・返信がきたらすぐに反応する

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