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年末年始に被害が急増「詐欺の手口」5つ。新型コロナに便乗も

マネー

詐欺④ 国際ロマンス詐欺

 テレワークで自宅にいることも増え、加えて忘年会や新年会が行われないことで、直接人と会う機会が減ってきています。人と会えない寂しさから、SNSや婚活サイトなどで出会いを求めた結果、被害に遭うケースが男女とも増えてきています

 手口としては、容姿端麗な外国人から“いいね!”が届き、メッセージアプリでやりとりを始めるとします。そのうちに「君は美しい」「運命の人だ」「ハニー」などと歯の浮くような愛の告白を次々に行い、「テレフォンセックスしよう」などといって、自分の裸の写真を送ってくることもあるようです。

 その後関係性が深まったタイミングで「結婚したいので、日本で一緒に住みたい」と言い出したあげく、「荷物を日本に送るので、立て替えてほしい」などと、さまざまな名目でお金を要求してきます。そもそも相手は架空の人物なので、もちろん会えることはなく、ただお金を騙しとられるのですが……。

 これまでは軍人、医師を騙るケースが多かったのですが、このところはエンジニアなど比較的普通の職業を騙っているので注意が必要です。

 またアイドル顔をした韓国人や台湾人を装うことも増えてきています。「2人の将来のために儲けよう」とオンラインカジノに勧誘し、仮想通貨で送金させるという手口を使い、数千万円を騙しとられた人もいるようです。

詐欺⑤ キャッシュカード切り込み詐取

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 キャッシュカードを切れば、もうカードは使えない。そう思わせて、カードを騙しとる手口が急増しています。警察のフリをして「あなたの口座から、50万円がATMから不正に引き出されています」と電話を掛けてくるのです。

 そして、家に偽警察官がやってきて「不正使用されたカードを証拠品として預かります」などと言い、目の前でカードに切り込みを入れて「もう使えない」と思わせたところで、持ち去ります

 暗証番号は事前に電話で聞かれていたり、カードを回収時に、用紙に記入させます。本人が「騙された」と気づかない限り、金が引き出され続けられてしまいます。

<TEXT/悪徳商法ジャーナリスト 多田文明>

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト。これまでの勧誘先への潜入数は100か所以上。あらゆる詐欺・悪徳商法に精通している。多数のテレビ・ラジオに出演し、著書に『ついていったらこうなった』(彩図社)『だまされた!だましのプロの心理戦術を見抜く本』(方丈社)
Twitter:@tadabunmei

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