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株価10倍になる夢の銘柄を見つけるコツ。過去にはワークマンも

コラム

 今、株式市場では、コロナによる外出自粛の影響、テレワーク・ ビデオ会議の普及で、リモートワークやグループウェア、ネット通販、クラウド関連の企業の株が株価2倍、3倍の急騰を続けています。

株

※イメージです(以下同じ)

「株式投資というと難しい、面倒くさい、第一、元手がない」と思う人も多いですが、あなたが「おっ、最近、やけに店舗が増えたな」「人気商品が発売されたな」「ネットで利用したけど使いやすかったな」と思っている会社! その中にはテンバガー(株価10倍株)になるかもしれない金の卵が眠っているかもしれないのです。

ワークマンの株を買っていたら資産10倍?

「株式投資の魅力は、売上高や利益が倍々ゲームで増えて、急成長を遂げ、それにともなって株価も急上昇する成長株に投資することです。そんな成長株はあなたの身近なところにもたくさん眠っているかもしれません」

 そう語るのは楽天証券の投資情報メディア「トウシル」を運営する楽天証券カスタマーエクスペリエンス部の武田成央さん

 例えば、激安の高機能カジュアルウェアの販売で、いまやユニクロをしのぐ人気を誇る「WORKMAN Plus+(ワークマンプラス)」。運営会社のワークマンの株価はここ数年で10倍になりました。

「株式投資の基本は、自分がよく知っている会社の株に投資すること。個人投資家は一般消費者でもあるので、外食産業や小売、流通業、アパレル、ネット通販の分野の会社には日頃から『消費者』として接していて、株式投資のブロ以上にその会社の製品やサービスに精通しているはずです。その知識や情報を最大限生かすことができるのが、成長株への投資です」

トウシル

「WORKMAN Plus+」運営会社のワークマンの株価

スマホゲームなど株価200倍も!

 一般消費者を相手にビジネスを展開し、株価が10倍、いや100倍以上になった株は珍しくありません。過去の例を挙げてみましょう。

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●アークランドサービスHD(東1・3085)
カツ丼の「かつや」を運営。2008年の54円(株式分割考慮後)から2017年末の2812円まで、約10年かけて株価が52倍高に

●神戸物産(東1・3038)
「業務スーパー」運営。タピオカブームで急騰。2016年2月の385円から2020年7月の6840円まで4年で株価17倍高

●ココカラファイン(東1・3098)
関東「セイジョー」、関西「セガミ」などドラッグストアを統合。マツモトキヨシとも統合予定。2009年4月の約840円(株式分割考慮後)から18年5月の9020円まで約11倍高

●レアジョブ(東マ・6096)
オンライン英会話の老舗。2018年12月の200円から19年12月の3145円まで、たった1年で15倍高
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 このように身近で日々接している企業で株価が10倍以上に上がった例は枚挙にいとまがないほどなのです。なかでもスマホが大々的に普及し始めた2012年に大ヒットゲーム「パズル&ドラゴン」をリリースしたガンホー・オンライン・エンターテイメントの株価は、2008年の70円(株主分割を考慮)から2013年には1万6330円まで、実に200倍以上も上昇。いまだに伝説のように語り継がれています。

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