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英語4語で「最高だ」と、プロっぽく伝えるには?

コラム

 英語で会話をしていて、色々と強調したいけれど、いつもVeryやExtremelyばかりでバリエーションが少ないという悩みを抱えている人もいるかも知れません。そんな時に使える便利な構文が、「否定形+比較」です。

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【第85回】「否定形+比較」で強調

 例えば、I agree with you very much.「あなたの意見に大賛成です」と言うと、何か子供っぽい響きになってしまいます。そんな時には、I cannot agree with you more.と言ってみましょう

 もしくは、I could not agree with you more.でも良いでしょう。Notがありますから、否定形です。そしてMoreが比較。「もっと賛成することはできない」という直訳になります。

 これは「賛成していない」=「反対だ」と思われがちですが、実際には「(すでに最大限の賛成をしているので)これ以上賛成できない」という意味です。従って、Agree with you very muchと同じ意味になります。

 逆にI could not agree less.といえば、「大反対だ」の意味になります。慣れないと、言われても少し戸惑うことがあるかもしれませんね。

「最高だ」の意味で使うなら

上司

※イメージです(以下同じ)

 同じ構文を使うと、色々な表現ができます。例えば、It can’t be better.といえば「これ以上はない」ですから「最高だ」の意味です。応援しているスポーツチームが優勝して盛り上がっている時に口にするかもしれませんし、何か他に良い知らせがあった時に口にするかもしれません。The food that the chef makes cannot be more delicious.であれば「あのシェフが作る食べ物は最高に美味しい」です。

 Wrong「誤っている」はMore wrongとするのは間違いと言われます。というのも「正しい」「誤っている」というのは大小のように程度の問題ではなく、「AはBよりもっと正しい」ということはありえないから、と説明されます。

 従って、More wrongという表現は正確には誤用。しかし、日常会話ではYou cannot be more wrong.と言われることもあります。これまでの例で分かる通り、「あなたは本当に間違っている」という意味です。

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