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クレジットカードは何枚持つのが正解?4枚と2枚の大きな違い

コラム

 コロナ不況で先行きの見えない今、少しでもお金の不安を解消したい……。そこで、お金の専門家・菅井敏之(すがい・としゆき)氏に、今日からできる「お金が貯まる人の行動」を教わりました。

財布

※画像はイメージです(以下同じ)

 菅井さんは元メガバンク支店長で、今は不動産賃貸オーナーをしながら、シリーズ累計51万部の『一生お金に困らない! 新・お金が貯まるのは、どっち!?』(アスコム刊)などの著書を執筆。では、以下の行動で、お金が貯まるのはどっちでしょうか?(以下、菅井氏寄稿)

カードの枚数が多すぎると…

Q:クレジットカードを持つなら2枚? 4枚?

A:答えは、2枚です。

 あなたはクレジットカードを、いま何枚くらい持っていますか? 自分で把握できないくらいの枚数を持っている人もいるかもしれません。でも、そこには大きな落とし穴が潜んでいます。

 クレジットカードには「キャッシング枠」というものがあります。これは、そのクレジットカードのカード会社から一時的に無担保で借りる現金の上限のことです。

 この枠は、あなたに対する信用です。あなたのキャッシング枠が100万円だったとします。このときカードを1枚持てば、1枚のキャッシング枠は100万円。では、カードを4枚持てばキャッシング枠が合計400万円に増えるかというと、そうはならず、100万円のままです。
 
 カードの枚数が多ければ多いほど、1枚あたりのキャッシング限度額は少なくなります。カード会社にとって、あなたの信用が低くなるわけです。

 これだけでも、クレジットカードは4枚より2枚のほうがいいとわかるでしょう。1枚ではなく、2枚持つ理由は、なくしてしまったときの保険です。クレジットカードは2枚にして、1枚は持ち歩き、もう1枚は予備として家に置きましょう。

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