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日経平均は4万円台に?「コロナ暴落後」にプロが勧める投資デビュー術

コラム

年間24万円積立で最大7万円もお得!

貯金

 さらに、国がiDeCoやつみたてNISAという投資非課税制度を猛烈にプッシュしているのも追い風です。中でも、iDeCoの場合、月々の積み立て額を所得から控除できるので、その分、税金を払わないでよくなります。

 たとえば、月々2万円、年間24万円をiDeCoで積み立てた場合、年間の所得が330万~695万円以下の方なら、年間に支払う税金を最大約7万円分減らすことができます。もちろん、投資で得た利益についても非課税です。

 一方、年間40万円までの投資信託への投資で得た利益に最長20年間、税金がかからないつみたてNISAには、iDeCoのような所得税の節税効果はありません。ただし、iDeCoの掛け金は60歳まで引き出せないので、住宅購入や子供の教育費など60歳までに引き出したいおカネはつみたてNISA、老後資金はiDeCoと、両方の口座をうまく使い分けるのがコツです。

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 今回、永野の著書『金融のプロが教える コロナ暴落後の必勝投資術』では、iDeCoやつみたてNISAを使った長期定額積み立て投資のほかにも、コロナバブルで上がりそうな優良企業、さらにはリモートワークや社会全体のクラウド化で急成長が見込める企業などを詳細に取り上げている。本当に日経平均3万円、いや4万円のバブルが来るのなら、ぜひそれに乗りたいものだ――。

<TEXT/金融アナリスト 永野良佑>

金融アナリスト。一橋大学経済学部卒業。外資系金融機関を中心に、ストラクチャード・ファイナンス、クレジット・トレーディング業務に主に従事。著書に『プロが絶対買わない金融商品』(扶桑社)など多数

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