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新発売・ローソン「グリルチキン」の新しい味で最強ランチを考えてみた

コラム

肝心のお味のほうは……。

 肝心のお味ですが、「オイスターソースと豚肉のうまみを加えた醤油味」ということですが、意外とあっさりしていて食べやすいです。味付きがさっぱりしている分、ブラックペッパーをたっぷりまぶしているあたりもポイントが高い!

 ザクザクした春キャベツとシャキッとしたもやしの歯ごたえ、そして柔らかいビーフンが絶妙な食感のコンビネーションです。

 パラパラと入った卵そぼろもやさしくアシストします。

 ひとつだけ入ったブロッコリーは中盤で食べましょう。爽やかな青いブロッコリーが口内をリセット。ここから後半戦へ突入です。

好きな物を最後に残しちゃうんです……

 食べ進めたら、一口より少し多い分量のビーフンと野菜、そしてエビを残しました。

ローソン

つい、好きな物だけを残しちゃうんですよね

 まず、ぷりぷりのエビを噛み締め、多幸感を味わいます。

 そのあとで多めのビーフンを一気に食らう。クライマックスのエビ。その後に来るラストビーフンの叙情性がたまらないのです。

 たしかにエビは立派です、主役たりうる。でも、1本のビーフンも束になれば主役になれるのです。

 言ってしまえば、私たちも会社という組織のなかで懸命に働く1本のビーフンです。束になることで、力が生まれるのです。午後からも仕事がんばろう! 満腹のお腹をさすりながら、そう、しみじみ思ったのでした。

<TEXT/安里和哲>

沖縄県出身。青山学院大学(国際政治学専攻)卒業後、フリーのライターとして活動中。
得意な分野はインタビュー、映画批評、書籍レビューなど。 Twitter : @kzak325

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