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漫画『鬼滅の刃』の名言に学ぶ「最強の自分」の手に入れ方。心理カウンセラーが分析

学び

 社会で生きていると、思い通りにいかないこと、心が折れそうになることが多いと思います。例えば、

上司やクライアントからの無理難題。
こちらの都合を一切考えない要求の数々。
どうしたって達成できない無茶なノルマ。
アイツは評価されるのに、オレは評価されない、不公平感。

 無理だ、できない、無茶苦茶だ、ずるい……。なんで私だけがこんな目に合わなければならないのか……。そんな風に思うことも少なくないことでしょう。

刀

※イメージです(以下同じ)

 そんなときに、ぜひ注目してほしいマンガがあります。それが、今話題の大人気マンガ『鬼滅の刃』(集英社刊/『週刊少年ジャンプ』で連載中)です。

現代社会を生き抜くためのエッセンスが

『鬼滅の刃』は、まさに生き方を学ぶ教科書です。そう唱えるのは、大学教員でありながら、20年の実績を持つ心理キャリアカウンセラーでもある、マンガとキャリアの関係を長年研究している井島由佳さん。

 主人公の竈門炭治郎をはじめ、冨田義勇や胡蝶しのぶなど、魅力的なキャラクターたちが紡ぐセリフは、現代社会を生き抜くための、気づきと勇気をくれる、と言います。

 井島さんが、『鬼滅の刃』のキャラクターたちの名セリフを、そこに込められたメッセージの心理学的解説とともに紹介するのが『『鬼滅の刃』流 強い自分のつくり方』(アスコム刊)

 ここでは、井島さんのおすすめのセリフをいくつか心理学的な解説とともに紹介します(以下、井島さん寄稿)。

1. ピンチで自分を鼓舞する言葉

空手 戦い

「頑張れ炭治郎頑張れ!!俺は今までよくやってきた!!俺はできる奴だ!!そして今日も!!これからも!!折れていても!!俺が挫けることは絶対に無い!!」
(3巻 第24話「元十二鬼月」より)

 これは、ピンチに陥ったときに、主人公の炭治郎が自分自身に言い聞かせる強い言葉です。

 自分に自信がなくても、自分のやってきたことを信じる自己効力感の高さが現われています。このようにして言葉で自分を鼓舞し、言い聞かせることで、物事を実現させる力に変えることができます。

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『鬼滅の刃』流 強い自分のつくり方

『鬼滅の刃』流 強い自分のつくり方

炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助が、どんどん強くなれるのはなぜか…。大切な人を守るため、敵を倒すため。思い通りにならないことがあっても、投げ出さずに立ち向かう。強い心のつくり方を『鬼滅の刃』から学ぼう

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