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年収1800万円の提示も。ドラフト形式「転職サービス」が支持を集める理由

学び

実はAIには頼っていない

転職ユニットでユニットリーダーを務める大倉潤也氏

「弊社の審査担当は、ドラフト参加者一人ひとりのレジュメを熟読してレスポンスをしているので、基本的に“One to One体制”です。その中で、課題に対して『なぜその手段を選択し、どういった工夫を凝らして解決に導いたのか』というような具体性を持たせてもらうようにフィードバックをしています。

 ちょっと意外に思われるかもしれませんが、エンジニア専門の転職サイトでありながら、AIには全く頼っていません。転職ドラフトの核を成しているのは、きめ細かな審査担当のマンパワー(笑)。

 そうして自己キャリアの棚卸しとともに、ベストなレジュメ作りのサポート体制を整えているからこそ、従来の採用プロセスではありえなかった年収を先に提示するという画期的なシステムが可能になったといえます」

提示額の90%は必ず担保するルールの存在

リブセンス

リブセンスのオフィス。ここで社内パーティを行うことも

 確かに年収を面接前に提示してくれるのは素晴らしいシステムだが、実際に企業の選考に進んでみたら「提示額と違った」というトラブルには遭遇したくない。

「提示額の90%は必ず担保していただくというルールを定めているので、仮に提示された年収が600万円だったとすれば、どれだけ下がっても540万円以下になることはありませんし、逆に面接の内容次第では提示金額より上がることもあります。

 また、弊社の調査では、転職ドラフトで転職が成功した方の年収の平均上昇額は約128万円というデータがあるので、月額に換算して10万円弱のアップというのは、収入的にも大きな飛躍と言えるのではないでしょうか。

 それともうひとつ、ちょっと例外的でありますが、転職ドラフトにはベンチマークとしての活用法もあるんです。どういうことかと言うと、登録すれば誰でも閲覧できる競争入札の結果内容を見比べてみてください。

 このスキルレベルなら提示される年収はこれくらいという感じで、エンジニアのリアルな相場が一目瞭然。要するに自分の市場価値をリサーチすることも可能ということです」

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