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新型コロナで結婚式が中止に…キャンセル料はどうなる?プロが解説

コラム

出席したい人が圧倒的多数だった

ケーキカット

 ですが一方で、日程の空き状況や参列者のスケジュールなど、日程調整は大変な場合も多く、なかなか都合の良い日時を選ぶことが難しいこともあります。その際に気になるのが、ゲストは昨今のような状況での実施をどうに感じているのかということ。同じく株式会社リクシィが行ったアンケートを紹介します(調査期間:2020年3月3〜5日)。

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今の状況下で結婚式に列席することについて(20〜50代の男女141名への調査)

とても出席したい 41.3%
やや出席したい 40.5%
やや出席したくない 9.1%
全く出席したくない 9.1%

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 なんと8割強が出席したいという結果に。理由としては「衛生上問題ないと感じるため」(47.9%)、「式場の対応に対する安心感があるため」(36.1%)、「感染への不安を祝いたい気持ちが上回るため」(34.5%)などが挙げられますが、実際いかがなところなのでしょうか。

「結婚式場はインフルエンザやノロウィルスなどの対策で手慣れているため、新型コロナウィルス下でも万全の衛生体制で臨んでいます。妙に空気を読むのが一番良くない。一生に一度なので悔いのない選択をしてほしいと思います」

プレッシャーを新郎新婦にかけないで

 一方でゲスト側も、参加するか否かは自己判断となります。その際に避けたいのが新郎新婦に「やるの?」と直球の質問をすること。新郎新婦側も悩んでいる状況の中で、難しい判断を強制するのは2人をますます追い詰める結果にも繋がりかねません。

 むしろ「やるなら行くよ」など自分の判断を伝えるほうが親切であろう、と安藤さんは言います。もしも断る際も「現状では少し怖いから」「会社の通達で」「体調が悪いので」など理由を正直に言うことが大切ですよね。

 最後に安藤さんは、延期ありきだけではなく、やる価値も考えるべきだろうと語りました。

「3.11の際に行われた結婚式を訪れた時には『やっぱり人は生きているんだ』と感じられ、忘れられない結婚式となった経験が自分にもあった。いずれにせよ新郎新婦側の選択も、ゲスト側の選択も個々人の判断が尊重される形になってほしいです」

<TEXT/日和下駄>

俳優・ライター。興味のあるジャンルはサブカルチャー全般。子どもの頃の愛読書は『Windows100%』。しかし、現在はiPhone、MacBook proもちのAppleユーザー
Twitter:@hiyori_geta

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