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ヤンキーが慶応大生に…ヤンキーインターン運営者に聞く「可能性の広げ方」

学び

レスポンスがちゃんとできれば条件クリア

――受講者の金銭的な負担はどれくらいですか。

橋本:僕らは人材紹介を行っている会社ですから、受講生のみなさんから費用はいただいていません。シェアハウスも無料で完備していますし、入学金や授業料も一切かかりません。「食・職・住」の無償提供がヤンキーインターンの良いところなので。

――実際にインターンを受講するにあたって、試験があるとか、クリアしなければいけない条件はないのですか。

橋本:条件がひとつだけあって、こちらがお渡しする動画を観てもらって、その感想文を書いてもらうようにしています。文章の内容を僕らが精査して点数をつけるとかではなくて、ちゃんと自分の言葉で感想を書いてもらえていれば問題はありません。あくまでレスポンスがちゃんとできるかを判断するためです。

 本人の意思によってインターンに来ることが決まれば、3か月から最長6か月にわたって社会人として必要な「座学」と「実践」をしっかり学んもらいます。

多様な研修ラインナップ

ヤンキーインターン

カリキュラムをこなすうちに友情が育まれていく

――座学と実践は具体的にどんなことを?

橋本:1週間の新人研修を終えると、まず座学からスタートします。これは大学生のキャリア支援をやっている外部講師の方をインターンに招いて、大学で行われているものと同等のマインド研修をしています。

 さらにマーケティングや英会話、海外研修なども積極的に実施していますし、国語の授業の時には、自分が読んで面白いと感じた書籍を紹介し合う「ビブリオバトル(知的書評合戦)」なんかも導入していますよ。そうやって自分自身のニーズを見出せるような機会をたくさん経験してもらうようにしています。

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