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「年収アップで転職するのは幸せ?」moto×鈴木祐が語る、キャリア選択の解

学び

「手段」に縛られていたらダメ

moto

実はこの日が初対面の、motoさん(左)と鈴木祐さん

moto:僕の場合はまさにかけ算なんですよ。書籍のタイトル(転職と副業のかけ算)にもあるように、転職と副業を通じて年収を上げてきたので。とはいえ、僕も実は、他人から言われたことだけをひたすらやるタイプなんですけどね。

鈴木:そうなんですか? すごく意外です。

moto:基本的に素直なんですが、「言われたこと」に対して違和感を覚えたら「どこに違和感があるのか?」「本来はどうあるべきなのか?」を考えるようにしてます。

 どんな仕事でも「手段」に縛られていたらダメなんですよね。「ゴールは何か」「それを達成するために必要なことはなにか」を考えることが大事。

 サラリーマンなんて別に失うものはないし、失敗しても明日クビになることなんかないですから。でも成功すれば評価されて昇給や給与UPもある。サラリーマンほどローリスク、ハイリターンなポジションはないので、自分の経験値を増やすことを意識して行動するのが大事だと思いますよ。

【moto×鈴木祐】対談後半はこちら
「年収アップで転職するのは幸せ?」moto×鈴木祐が語る、キャリア選択の解

<取材・文/中野龍 撮影/八杉和興>

【moto(もと)】
1987年、長野県生まれ。実名は戸塚さん。地元の短大を卒業後、ホームセンターに入社。リクルートなど4度の転職を経て、現在は本業年収1000万円、副業年収1.2億円。講演・SNSなどで多くのサラリーマンの悩みに答えると同時に、昨年初の著書『転職と副業のかけ算』を上梓

【鈴木祐(すずき・ゆう)】
1976年生まれ。10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを重ねながら、現在はヘルスケアや生産性向上をテーマとした書籍や雑誌の執筆を手がける。著書に『最高の体調』『科学的な適職』(クロスメディア・パブリッシング)ほか

1980年東京生まれ。毎日新聞「キャンパる」学生記者、化学工業日報記者などを経てフリーランス。通信社で俳優インタビューを担当するほか、ウェブメディア、週刊誌等に寄稿

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