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驚きの500%も…プロ野球“年俸アップ率”ベスト5。2位はヤクルト村上宗隆

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 今オフも多くの話題を振りまいたプロ野球の契約更改。成績によってシーズンごとに上下する選手たちの年俸にファンは注目している。

握手

※画像はイメージです

 大幅アップを手にした選手には、当然のことながら新シーズンへの期待が込められている。そして金額の大きさもさることながら、“アップ率”という指標も気になるところだ。当然ながら高い伸び率を記録するのは新人や若手のケースが多く、これから本格的にキャリアを積み上げていくであろうプレーヤーの姿が目立つ。

 今回は2020年も活躍が見込まれる、“年俸アップ率”の上位5人の選手を紹介する。

5位 床田寛樹(24歳、広島):315%アップ

年俸:650万円→2700万円

カープ選手たち

※画像は広島東洋カープ公式サイトより

 2019年シーズン、低迷が続いた広島東洋カープの中で、春先から先発として存在感を発揮。特に4月は2度にわたり連敗を止め、貴重な勝ち星となる4勝をマーク。そして監督推薦により、自身初のオールスター出場も果たしており、カープ投手陣において中心的な存在になった。

 中盤以降は勝ち星が伸びず、春先の勢いを取り戻せずにシーズンを終えている。それでもチーム3位となる7勝、防御率も2点台。潜在能力の高さを感じさせる1年となった。

 今季は規定投球回を投げ抜き、さらなる勝ち星を挙げるとともに、ペナント奪還へ向けシーズンを通しての活躍が必要不可欠だ。

4位 種市篤暉(21歳、千葉ロッテ):341%アップ

年俸:680万円→3000万円

種市篤暉

※画像は千葉ロッテマリーンズ公式サイトより

 パ・リーグではただ1人、300%を超えるアップ率となった。その数字が示すように、4年目を迎える種市のポテンシャルはまだまだ底知れない。昨季は4月29日に念願の初勝利を手にすると、シーズンを通して8つの白星を積み上げ、エースの石川歩と並びチームの勝ち頭に。

 三振数も投球回を大きく上回り、夏場には江夏豊、木田勇が記録した23イニング連続奪三振を達成。本格派として一気に成長を遂げた。

 150kmを超えるストレート、さらにはキレ味鋭いスライダー、フォークに磨きをかけ、先発陣の柱としての期待がかかる。背番号も気持ちを新たに16を背負うこととなり、二桁勝利を狙うことはもちろん、最多勝も見据えて新シーズンに挑む。

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