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パーク24、駐車場だけじゃない意外なビジネス戦略

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「他業種進出」で国内でも種まき

 また、パーク24は海外という大きな枠組みのみならず、国内でも自らの資産を活かし、先を見据えた種まきを行っているのが特徴的です。

 わかりやすい例は2006年に建設された「タイムズステーション池袋」です。こちらは池袋のランドマーク「サンシャインシティ(東池袋駅直結)」に隣接し、巨大駐車場だけではなくスパ温浴施設・保育園・レストランを備えています。

 また、これらの施設はきちんと考え抜かれて作られており、提供サービスのクオリティも高いのです。本稿では特にサービスクオリティが高い「タイムズ スパ・レスタ」を取り上げます。

スパブームのはるか前から進出

タイムズスパ

※「タイムズ スパ・レスタ」公式サイト

「タイムズ スパ・レスタ」は同施設の10~12階に存在するスパ温浴施設です。2020年2月よりグループ企業の「タイムズサービス株式会社」が管理・運営しています。

 なお、「タイムズ スパ・レスタ」公式での担当者インタビュー記事はなく、開業当時のプレスリリース内でかろうじて推察できる程度です。

<「総合スパ施設」には、理由があります。今やストレス社会です。多くのひとが自分自身のメンテナンス・タイムをもっています。(中略)忙しい合い間のスケジュールを調整し、その時の“疲れ”にあわせて、いくつかの店舗を選んでいるのです。

 でも、10月20日からは、違います。池袋、サンシャインシティ前。というアクセスのいい場所に、行きたいところ、すべてが揃い、しかも“大小のバリエーション スパ”という最高のリラックスが用意されているのです。人にもクルマにも、やさしく。と願う私たちタイムズサービス株式会社は、現代人に必要なものを、私たちにしかできないかたちで、提供してきたいと思っています。>(タイムズ スパ・レスタ開業時のプレスリリース内より引用)

「ストレス社会」への対応策が「タイムズ スパ・レスタ」に全部まとまっている! と主張する、かなり大胆な種まき施策だったのです。

 最近、筆者も「タイムズ スパ・レスタ」を訪れましたが、開業当時のプレスリリースで示された設備構造と大きく変わっておらず、開業当初から本格的な設備を備えていたようです。また、浴槽もきれいに保たれており、清掃も行き届いていました。

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