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ブラック企業だったサイボウズが「働き方改革」を実現できた舞台裏

ビジネス

働き方と業績はあまり相関性がない

サイボウズ

テクノロジーが発達した時代だからこそ対面の会話を

「100人100通りの働き方は、優秀な人が会社に残りやすい。時間の融通を利かすことで、メリハリをつけることができるので生産性向上に繋がる。こうした取り組みは、何もゆるくしたいからではなく、自分たちでやりたい仕事をしていくために必要なことだと思っています。働き方と業績はあまり相関性がないので、長時間働くことよりも、良いビジネスモデルかどうかが一番業績に関係するでしょう」

 さらに、AIやテクノロジーが発達した時代に求められるマネジャーの資質については次のように語った。

「繰り返しになりますが、情報を出すこと。得意じゃない部分も合わせてオープンにすることで、部下と本音で語り合う。マネジャーが持つべき資質は、マネジメントスキルだけでなく、情報をオープンにする覚悟と、部下が思うことを理解する傾聴力。

 AIやテクノロジーを活用する側に回り、自分がやりたいことを素直にチームへ伝え、失敗してもお互いが助け合える組織文化を醸成できるかどうか。テクノロジーが発達した時代だからこそ、『ザツダン』のように対面で会うことで、お互いを分かり合う機会を設けることが重要です」

<取材・文・撮影/古田島大介>

1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

最軽量のマネジメント

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働き方改革のリーディングカンパニーと呼ばれる「サイボウズ」の人事制度を築き上げた副社長、山田理の初の著書。

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