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“芸人ラジオ総選挙”で圧勝した1位は…ラジオ名人の長寿番組

暮らし

 徹底的な“消費者目線”で、使える“モノ”を数多く紹介している雑誌『MONOQLO』だが、2019年12月号にて、ひときわ異彩を放つ企画が組まれた。その名も “芸人ラジオ総選挙”。

モノクロ

『MONOQLO 2019年12月号』(晋遊舎)

 数多ある番組の中で「本当に面白い番組」はなにか、ランキング方式で紹介したものだ。南海キャンディーズ・山里亮太、オードリー・若林正恭が自身のラジオ番組で結婚をいち早く発表するなど、近年大きな注目を集めている「芸人ラジオ」。

 今回はその世界について、ラジオ愛好家・コラムニストのやきそばかおるさんと、“芸人ラジオ総選挙”仕掛け人である「MONOQLO」編集部の建部博さんに話を伺った。

“芸人ラジオ総選挙”誕生のきっかけは?

――MONOQLOというと、名前の通り「モノ」を紹介する雑誌……というイメージがありますが、なぜ「芸人ラジオ」に焦点を?

建部博(以下建部):僕が好きだったからです(笑)。雑誌の方針としても、モノだけではなく「コンテンツの面白さをランキングに」という路線も開拓していこうと思っておりまして、そこが合致した感じですね。

 あと、ラジオって案外「ランキング」のようなものがなくて。「聴取率」という指標がありますが、あいまいな部分もあって。「本当に人気のある番組は何か、自分で調べたい」と思ったのが大きいです。

――radikoの登場などにより、ラジオの聴き方がどんどん多様化していますよね。

建部:芸人ラジオと言えば、たいていは深夜の放送。昔であればラジカセの前に張り付いて……という感じでしたが、その点radikoのタイムフリー機能は革命ですね。前日深夜の放送を、翌朝、たとえば通勤中なんかに聴けてしまうという……。

やきそばかおる(以下、やきそば):ありえない時代ですよ! あとエリアフリー機能ね。僕なんて学生時代、各地のラジオを聴くために家に有線引いてましたから。月6000円払って。それが今ではスマホ1台、月額350円ですよ!

聴き方が多様化している

radiko

※「radiko」公式サイトより

建部:音もいいですからね。いまやAMでも、FMと変わらないレベルで聴けます。スマートスピーカーと連携したりすればますます快適ですよ。やきそばさんは、どのくらいのラジオ番組を聴いていらっしゃるんですか?

やきそば:番組数は分かりませんね。片っ端から聴いてるから……(笑)。初回はできるだけ聴くから、改編期は忙しいです。建部さんも仕事しながらガシガシ聴いてるんじゃないですか?

建部:聴き始めると入り込んじゃうから、仕事できなくなっちゃう(笑)。外とか電車内ではいつも聴いてますね。聴いてるとついニヤニヤしちゃうんで、必ずマスク付けてます。

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