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『ダウンタウンなう』『行列』…微妙に変わってきた人気番組4選

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3)『バイキング』(フジテレビ)

バイキング

※画像は公式サイトより

 国民的長寿番組『笑っていいとも!』の後継番組として始まった『バイキング』(フジテレビ)。

 もともとは「タメになって面白いことを発信するちょっとエッジの効いた生活情報バラエティ番組」としてスタートし、MCは曜日ごとの担当制を導入、その話題性もあって、番組開始当初は前番組を上回る6%の視聴率を獲得します。

 その後、内容が刷新され、主婦層が気になっている話題について、出演者が調査しプレゼンする番組へとコンセプトを変更。坂上忍さんが全曜日のMCを担当することになります。

 現在は、坂上さんが全曜日のメインMCを務め、視聴者の関心が高い時事問題について討論する「生ホンネトークバラエティ」に変化。さらに視聴率は安定し、番組3年目にあたる2017年には8%もの視聴率を、2018年には最高視聴率を更新しています。

4)『ぴったんこカン・カン』(TBS)

 コンセプトの変わりようでいえば『ぴったんこカン・カン』(TBS)が一番大きいといえるでしょう。

 現在は、安住紳一郎アナがゲスト芸能人と飲食店などを巡るバラエティ番組という印象が強いですが、本来は久米宏さん司会の伝説的な番組『ぴったしカン・カン』のコンセプトを受け継いだ、視聴者参加型のクイズ番組でした。

 2003年に放送スタートしましたが、視聴率は厳しく、2か月目の時点で大幅に内容が変更。視聴者参加型から芸能人参加型になり、さらには司会の安住アナによるロケ中心の番組になります。それでも当初のように、ロケ中に起きたハプニングにまつわるクイズが出題されています。

 こうした大変革の甲斐もあり、現在では安定して高視聴率を獲得する番組に。ただ、萩本欽一さんにほとんどクイズをやらないことを突っ込まれた際に、安住アナが「自分たちもこれでいいのか疑問に思っている」と答えており、現在のスタイルには葛藤もあるようです。

<TEXT/和泉太郎>

込み入った話や怖い体験談を収集しているサラリーマンライター。趣味はドキュメンタリー番組を観ることと仏像フィギュア集め

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