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「月収120万でも貯金ゼロ」20代風俗スカウトマンが語る“ホリエモン的人生訓”

コラム

風俗キャッチに聞く「月収14万円問題」

 その一方で「月収14万円問題」が端を発して再び加熱した、貧困に喘ぐ声をどのように考えているのか。

「貧乏で苦しんでいるんだったら、もっと稼げるようになればいい。自分もスカウトを始めた当初は月収も2万円くらいで、栄養失調になりかけても死に物狂いで働いて、ある程度は稼げるようになりました。だから……正直甘いんじゃないかなって。稼げるようになるまで努力したのかなと思います。自己責任ですね」

 労働環境などの影響で、その「努力」すら難しいこともあるのではないか? 筆者の疑問に、「それはそうですけどね」と断りを入れた上で、Oさんは続けた。

「例えば月収14万円で残業100時間のブラック企業に勤めたとします。『仕事ができない』と毎日上司からいびられ続けたとしたら、自分は『仕事できないのは認めるけど、お前覚えとけよ』となる。残業100時間だろうが200時間だろうがとにかく働く。その上司よりも仕事ができるようになって見返して、辞めますね」

「精一杯だったら稼げるわけないでしょう」

ビジネスマン

 バカにされたら許せない、見返したい。負の感情が原動力となって、Oさんは突き動かされてきた。このような反発心を持つような人は、20代前半である筆者の周りには少ない。

「反抗する人、少ないですよね。でも、サッカーも仲良しこよしでやってきたら実力なんて身につかなかったですから。そもそも、ブラック企業で安い給料でこき使われても、ゆくゆくは自分がその場を回せるような人材になればいいと思うんです。上層部に『こいつがいないと赤字になる』と思わせるくらいの存在になればいい。

 例えば飲食店だったら、とにかく働いて、経営・運営・メニュー・客の導線などのノウハウを徹底的に学ぶ。一人でその場所を創ることができるようになれば、会社としては貴重な人材になります。自分で店を出すことだってできるようになりますし」

 少し間を置いたあと、Oさんは言った。

「誰かの下について回るので精一杯だったら稼げるわけないでしょう」

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