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建設現場で超重要な「KY」って何の略?業界ウラ用語

コラム

A. 請け負った工事を下請けにすべて一括発注すること

 大手ゼネコンなどが、請け負った建設工事をすべて下請け業者に一括発注することを「丸投げ」と呼びます。

 丸投げは「公共事業」に置いては法律で禁止されており、「民間工事」では2006年以降、マンションなどの多人数が利用する施設などについては禁止されています。

 丸投げは、それなりにメリットがあったからこそ常態化していました。ゼネコン側は管理料と工事の実績を挙げられますし、マンションを販売する側は「大手ゼネコンが施工したので安心です」と言ってPRすることができます。

 しかし、以前「耐震強度偽装事件」などが起こった際、「大手ゼネコンが施工」という説明を信じてマンションを購入したにも関わらず、実際には工事が孫請け会社に丸投げされていたため、責任の在り方が曖昧であったことが大きな問題になりました。

 このため、受注した工事を下請けに出す場合は、必ず技術者を配置し、下請けへの指導監督や品質管理、完成検査などを行うことが定められているのです。

Q.「マリコン」って何?

「マリコンで頑張ってます」

 可愛い名前ですが、誰かのあだ名ではありません。

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