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就活セクハラ被害者が語る、恐ろしい面接官「ラブホに行こうよ」

学び

2次面接は「18時からにしてほしい」

セクハラ

突然うなり始めた面接官

笹川
笹川:合格と伝えられた1次面接の場で、次の2次面接について「18時からにしてほしい」と言われました(1次面接は10時開始)。正直、一瞬「ん? 遅いな」とは感じましたが、面接官の方も課長さんでお忙しいのかなと思い、18時開始で2次面接の約束をしました。

内藤
内藤:18時開始の面接は、まああり得なくはないですもんね。

笹川
笹川:その後、2次面接を受ける前、通常通りスキルテストを受けさせてもらうなど普通と変わりなかったため、何の疑いもなく2次面接に向かいました。ただ、そこで面接官として出てきたのが、1次面接と同じ社員だったんですね。

内藤
内藤:なるほど。同じ社員が面接することってあまりない気がします。

笹川
笹川:最初は1次面接と同じように通常の受け答えをしていました……が、2~3分したら、その面接官が腕を組んで「うーん」と唸り始めたんですよ。全然話をせずにずっと唸っているんです。

内藤
内藤:面接官が何も言わずに唸る……それは笹川さんも困りますね。

笹川
笹川:そう、どうすれば良いかわからず、不安に思っていたら面接官が一言。「君ね、良いと思うんだけど足りないところがある」と。

 こちらも焦って、「何が足りないんでしょう」と聞いたら、面接官に「君は殻を破れていない」と言われました。

「君は殻を破れていない」を繰り返す

セクハラ

30分くらい“殻を破れていない”という話をされた

笹川
笹川:で、そこからはひたらすら“殻を破れていないこと”についての話をされたんですよ。私は「はぁ、自分は殻を破れていないのか」とひたすら話を聞くだけでしたが、今思うと、その時点で変な話も織り交ぜてきていました。彼氏のことを聞かれたり、なぜか面接官がラブホテルに行った時の話をされていたりしました。

 もう訳がわからない状況ですよね。ただ、まさか面接官がセクハラをするとも思っていなかったので、違和感は覚えながらも話を聞いていました。

内藤
内藤:まさか、面接の場でセクハラをされるとは思わないですもんね。

笹川
笹川:はい。結局、30分くらい“殻を破れていない”という話をされていたのですが、急に「ここじゃ殻を破れないから、一緒に飲みに行こう」と言われたんです。

 面接官を待つ間に「おかしいよなあ」と思い、いろいろと調べたり、友達にも連絡してみました。ただ、当時は“就活セクハラ”という言葉もなく、調べても同じような事例が出てこなかったので、こういうものなのかと思い飲みに行くことにしました。

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