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女優・恒松祐里、香取慎吾との共演に「本当に器の大きな人だと思う」

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香取慎吾さんは本当に器の大きな人

恒松

――郁男を演じたのは香取慎吾さんです。恒松さんも子役時代から活動されていますが、香取さんも子どものときからずっと芸能界で活躍しています。先輩として、自分もこうなりたいと感じるときはありましたか?

恒松:すごく思いました。香取さんは人と触れるお仕事が多かったということもあって、ロケ地だった石巻の人たちとの交流が本当にすごかったんです。撮影期間中に、いつの間にか地元の方たちと仲良くなっていて、美波たちの家のご近所さんのところで夕飯をごちそうになってきたり。

――そうなんですか!?

恒松:あるときなんて、お隣でご飯を食べて酔っ払って戻ってきてました。というのも、香取さんの次の撮影が、映画の序盤で、酔っ払って帰ってきて西田尚美さん演じるお母さんに「また酔っ払って!」って叱られるシーンだったんです。それで、真っ赤な顔で帰ってきて、そのまま西田さんに怒られる場面を撮影してました。本編に映っている香取さんの真っ赤な顔は、本物です(笑)。

 ご一緒していて感じたのは、香取さんは本当に器の大きな方だということです。いろんな経験をされてこないと、あのようにはなれないと思うのですが、すごく尊敬しています。誰に対しても飾らなくて、格好つけていないのが、すごく格好いい。ご本人もありのままでいることが、居やすいのかなと感じました。何年後かの私も、あんなふうになれたらいいなと思います。

もっともっと上を目指していきたい

恒松

――恒松さんは、いまのお仕事を辞めたいと思った時期はありましたか? たとえば高校卒業のタイミングとか。

恒松:確かに高校を卒業する時期というのは、そうしたことを考えるタイミングだったのかもしれません。でもその時期にご縁のあるお仕事をたくさんいただいたんです。私を必要としてくれる人がいるなら、頑張りたいと思いました。これからもどんどん必要としてくれる人を増やして、自分自身も自分のことを好きになって、もっともっと上を目指していきたい。今このままで終わりたくないです。

――ご自身の性格は負けず嫌いですか?

恒松:そうですね。たとえば自分が落ちたオーディションの情報解禁で、受かった人を知ったりすると、落ち込んだこともありました。でも本当に数多くのオーディションを受けてきたので、今はすごく落ち込むというよりは、縁がなかったんだなと思うようになりました。だけど、今でも負けず嫌いですし、引きずることもあります。

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