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森川葵、もしも3億円を手にしたら「1年間は働きたくない」

暮らし

オーディションに落ちたときにもらった言葉

森川葵

――縁を大事にしたいとのことですが、これまで先輩やスタッフさんに言われて影響を受けたり、プラスになった言葉や出来事はありますか?

森川:昔、あるオーディションを受けに行っていて、「すごくやりたいんです」ということを先輩にお話ししてたんです。「頑張れ」と応援してくださったのですが結局、受かりませんでした。

 それでも後日、相談に乗っていただいたのに、結局ダメでしたと報告したら「今、そのタイミングじゃなかっただけ。今回それに受からなかったことで、もっと今やるべき仕事にたくさん出会える。落ちて良かったな」って言われたんです。

――へえ、落ちて良かったですか。タイミングじゃなかったと。

森川:そのとき、「そうなんだ」ってすごく思えて。かなりショックを受けていたんですけど、そうか、今じゃないのか、と。その言葉で、ほかの仕事を頑張ろうという気持ちにもなったし、この先、また何かのタイミングで、同じような自分がやりたかった仕事に出会えるかもしれないと思えました。すごく有難い言葉でしたね。

仕事へのモチベーションを保つために

森川葵

自分のなかの空気を循環させると、新鮮な気持ちになれる

――10代からお仕事をされてきましたが、同じ仕事を続けるというのは、気持ちの浮き沈みも含めて大変なことだと思います。仕事を続けて行くことで気を付けていることはありますか?

森川:ずっと同じ環境にならないようにすることでしょうか。人ってどうしても飽きるものだし、それによってモチベーションが保てなくなることもある。手を抜くことを考えてしまうこともあるので、そういうときは環境を変えています。たとえば引っ越すとか、自分にご褒美を買うとかでもいいんです。私の場合は、台本の覚え方を少し変えてみます。そうしたことで、自分のなかの空気を循環させると、新鮮な気持ちになれると思います。

<取材・文・撮影/望月ふみ>

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