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失敗するマンション購入、4つの悪手。近隣トラブル、離婚、破産…

暮らし

4)近隣環境を調べずに買ってしまって、住んでみたら…

騒音

 新築マンションのモデルルームにしかいかず、実際の建物を現地で見ないで契約する人は結構います。

 しかし、目の前が工場や川、高速道路だったりすると、ときに無視できない影響があります。たとえば、騒音がとにかくひどかったり異臭がしたり、粉塵が多かったりと、休日だけではわからないことがあるかもしれません。

 また、環境がほぼ確定している中古マンションの購入でトラブルに見舞われる確率が比較的多いのは、隣人に関するトラブルです。もともとの持ち主は、下の住戸が音に敏感な住戸で、事細かいクレームでノイローゼになって出てしまったかもしれません。そうした場合は、隣人トラブルを期せずして引き継いでしまいます。

 そういうことがないように、売主はなぜ売却するのか仲介さんにそれとなく聞いたり、住民トラブルはなかったのか管理事務所にお話を聞いたり、ヒアリング力が重要です。

 ①~④ともに人生に何度もないマンション購入を幸福なものにするため、重要な視点です。買った後で振り返っても、悔いのない住宅を選びたいものですね。

<TEXT/のらえもん>

湾岸タワマンに住んでいるという設定の湾岸妖精(ブロガー)。「マンション購入を真剣に考えるブログ」を運営。人間界ではいたって普通の都内勤務サラリーマン。著書に『専門家は絶対に教えてくれない! 本当に役立つマンション購入術』(廣済堂出版)など

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