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ハリネズミカフェの副業で月500万円稼ぐ男「きっかけはシェアハウスで」

コラム

動物カフェは、ほかの飲食店の5倍以上応募がくる

――今まで、店舗を持ったり経営したりした経験はあったんですか?

清水:代官山で小売の店舗を他社と共同で経営したことはあるのですが、サービス業は初めてでした。本当にゼロからのスタートですね。

 だから、場所はとても大変でした。渋谷界隈って、動物カフェをやってもいいテナントがすごく少ない。それにテナント募集も争奪戦なんです。テナントの募集を開始して、初日に一気に問い合わせがきちゃう。

 僕は友人がやっている不動産企業に協力してもらいなんとか場所は確保できましたが、見つけるまで6か月かかりましたね。

――場所探しも大変そうですが、スタッフ探しも苦戦しませんでしたか?

清水:意外と人探しは困りませんでした。動物カフェは、ほかの飲食店に比べて5倍以上の求人が来るんです。オープニング時は約100人の応募が来ましたね。なぜなら、動物好きな人が一気に応募してくれるから。

動物好きに悪い人はいないと思う

ハリネズミ

――動物と触れ合えるサービス業って、ペットショップくらいですもんね。

清水:そうなんですよね。だから、動物の学校出てる方やペットの飼育経験がある方といった無類の動物好きが応募してくれたので、人員はすぐに集まりました。

 僕自身、ハリネズミは好きなんですけど、従業員たちのほうが愛が深すぎて「ハリネズミの良さ、全然わかってないっすね」って言われます(笑)。とはいえ、人柄のいい人ばかりですね。動物好きに悪い人はいないと思っています。

シェアハウスの若い女の子から“かわいいブーム”を調査

ハリネズミ

ハリネズミと向き合って座ることができる

――店名の「ちくちくCAFE」や社名の「株式会社飼育係」などの絶妙にかわいいネーミングは、清水さん自身が考えたのでしょうか?

清水:僕からはこんなにかわいい発想は出てこないです。実は90人くらいの大型シェアハウスに住んでいて、そこにいる若い女の子たちに名付けてもらいました。Instagramでハリネズミが流行っていることを教えてくれたのもシェアハウスの住民なんです。

 90人ぐらいいるといろんな特技とか各業界の知識を持った人がいるので、自分で知り合い見つけて動けるとそんなにかからないですから。

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