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起業失敗、破産、離婚をへて出会った「投資」という選択肢

コラム

為替投資に掛けることに決めた斎藤さん

斉藤さん

斉藤さんのメインは「FX」「バイナリ―オプション」の2つ

 もちろん初心者で株式投資を始めて利益が出るケースもあります。しかし、斎藤さんは為替投資に賭けることに決めました。メインは「FX」「バイナリ―オプション」の2つ。

「FXが“2つの通貨の値動きの差額”を取るのに対して、バイナリ―オプションは“値動きの上下を予測する”二者択一の投資でレバレッジもありません。単純に勝率だけを考えれば、バイナリ―オプションのほうが圧倒的にリスクは低くなります」と、女性投資家から勧められた斉藤さんは、ともかく始めてみました。

「(二者択一だから)勝率は50%。そこまで難しくないはずだって。ところがギャンブル感覚でやっていると、ぜんぜん勝てないことに気づくわけです」

 バイナリーオプションは、たとえば「上がる」に10万円賭けて、もし下がったら、手元に残るのはゼロ円の、いわば丁半バクチ。株は下がってもゼロ円にはならないことを考えれば、実はバイナリ―オプションもリスクは高いのです。
 ギャンブル感覚でやってしまった斎藤さんは、当然失敗してしまいます。が、投資を続けるうち、勝つために必要な3つのポイントに気づいたそうです。

為替投資をはじめて気づいた勝利のポイント

 勝つためのポイント、1つ目は「値動きを予測する根拠」。目をつけた銘柄がどう変動するのかの根拠となる情報を「きちんと押さえるべきだった」と語ります。

 たとえば誰もが注目している経済指標の発表では、自国や諸外国の「景気動向」「失業率」「経済指数」などを踏まえて、その銘柄がどう動くかを予測。機関投資家(保険会社などの大口)が売買をはじめると、銘柄の値動きが激しくなるため、その兆候を読み取ることができれば余計な取引をせず、負けを回避できるのだとか。

「ラッキーパンチは長くは続かない。やっぱり失敗経験が次につながります。勝つことを意識するよりも、負ける回数を減らすことのほうが大事だと痛感しました」(斉藤さん)

 続いて2つ目は、「サインツール」「シグナルツール」と呼ばれ、値動きが上にいくか下にいくかを矢印で示してくれる「値動きを予測してくれるツール」を使うことも投資の手助けになってくれるそうです。過去の取引の手法がプログラミングされているため、チャート(相場動向を表したグラフ)のパターンを知ることができるとか。

「ツールの指示を守って投資すれば6割以上は勝てて、そこから7~8割勝てるようになると、資金がものすごいスピードで増えていきます。王道を探ってパターンを知る大切さを学びましたね」

ドバイ在住の大物投資家(?)から学んだ法則

斉藤さん

LINEやメールでやり取りをして指導を受けたそうだ

 3つ目は、「成功者の話に耳を傾けること」。斎藤さんは知り合った女性投資家を通して、なんとアラブ首長国連邦・ドバイ在住の大物投資家(?)と接触。どうすれば投資で勝てるのか、LINEやメールでやり取りをして指導を受けたそうです。

「チャートパターン、エントリーするタイミング、選択した銘柄。すべてに根拠を見出すには、それなりの経験値が必須。初心者には理解できないことも多い。そんななか投資を始めてから人の話を聞く重要さに気づけました」と、斉藤さんは笑顔を見せます。

「過去を振り返ると、結局自分の頭のなかだけでやったから起業も失敗したんです。本来は楽器でもスポーツでも、まずは“できる人”から学びますよね? 投資もまったく同じ。今の時代、SNSを含めていろんなコミュニティがあるのはラッキーだと思いました」

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