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会社の人のお葬式にはどこまで参列すべき?取引先、上司、同僚の親御……

お葬式

 ちょっと姑息な考え方かもしれませんが、自分の株を上げたい場合、こんなときは率先して手を挙げるようにしてください。おそらく任されるお手伝いは「受付・会計・道案内」のいずれかだと思います。

 もし選べるなら道案内がオススメです。受付はお葬式の窓口であり、会計はお金を扱うので責任重大です。新人にはプレッシャーが大きいでしょう。

 その点、道案内は外に立ちっぱなしのことも多く、肉体的に過酷ですが、若いあなたなら大丈夫でしょう。年配の方には堪(こた)える業務なので、若手が率先してやると好感度がアップします。

微妙な取引先のお葬式でも参列すべき理由

 さて、遺族との関係も微妙でお葬式に行っても行かなくても特に問題がないような場合はどうすればいいでしょうか。

 私は参列することをオススメします。時間もかかるし、正直お香典で3000~5000円の出費は痛いので気が進まないという方もいらっしゃるかもしれません。

 それでも私がお葬式の参列をすすめるのは、「お葬式には必ず人生の学びがある」からです。

 人生の終幕であるお葬式は、故人の人生の縮図です。その人の生きた証(あかし)が詰まっています。

お葬式はコスパの良い「人生の教室」だ

お葬式

 涙を流す遺族を見て、あなたは実家の自分の両親のことを考えるかもしれません。故人に感謝の言葉をかける友人を見て、これから他人との接し方を変えるかもしれません。

 お葬式の弔辞(故人に贈る言葉)を聞いて、今後自分はいかに生きていくべきかということを考えるかもしれません

 あなたはお葬式を通じて、きっとこれからの家族のこと、友人のこと、人生のこと、生き方のことを考え直し始めるはずです。そんな学びが数時間と数千円で得られる機会というのは、ほかにありません

 最近、家族葬が増えてきたことによってお葬式に参列する機会が減ってきています。もし参列できる機会があるならば早いうちにお葬式を経験されることをオススメします。

<TEXT/赤城啓昭>

月間45万PVの「考える葬儀屋さんのブログ」管理人。現役の葬儀屋で、1000件以上の葬儀を担当。お葬式の担当のかたわら、葬儀業界のマーケティング分析、セミナー・企業研修・大学・専門学校での講演活動、エンディングノートの制作なども行う。ブログの内容をもとに、新たに約7割を書き下ろした初の著書『子供に迷惑をかけないお葬式の教科書』が好評発売中

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