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20代は仕事で他人と繋がりたくない?「ビジネスSNS」が秘める可能性

ビジネス
EIGHT

人との繋がりがノイズになることもある

――各SNSにはそれぞれの距離感があって、でも世代や属性によってその距離感が微妙にずれていると感じることがあります。

小池:SNSは本質的に人とつながるためのものです。つまり、一人でやっていても意味がなく、人とつながり続けることによって価値が生まれるツールということです。一方、その使い方は、人それぞれ異なっていることが往々にしてあります。つまり、自分は快適に使ったとしても、つながった相手からしたらノイズになっていることがないとは言えません。

 例えば個人的には、大学サークル以来の友達や同年代の友達だと、SNSの使い方がすごく似ている傾向があるなと感じます。Instagramではプライベートの写真しか載せない、Twitterではカジュアルな冗談を言い合うとか。

 お互いの使い方がマッチしていればすごく素敵な空間だと思うのですが、SNSは基本的に誰とでもつながることができるからこそ、そこで全く畑が違う人、例えば会社員になって出会った仕事先の人が入ってくることによって双方が戸惑ってしまうのかなと思っています。

20代は「ビジネスSNS」をどう活用すべき?

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「EIGHT」はビジネスをする上でのプラットフォーム

――そこで人と人の距離感に応じた、プライベートと仕事を切り離したビジネスSNSの需要が出てきたということですね。

小池:はい。当社の「Eight」はビジネス上で交換した名刺を管理し、活用できるビジネスのプラットフォームとして作られています。

 名刺を正確に管理できるだけでなく、ビジネスの場でつながった相手とフィード上での情報交換ができたり、メッセージ機能を使ったコミュニケーションができたりするなど、ビジネスをする上でのプラットフォームとしてお使いいただいています。

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Sansan「Eight」イメージ
https://8card.net/

――ユーザーの最初の使い始めとしては、やはり名刺管理が目的なケースが多いのですか?

小池:名刺を「活用」するためにご利用いただくケースが増えています。やはりEightのユニークさでいうと、名刺をスマホで撮影すれば、正確にデータ化される点です。他のビジネスSNSと違うところは名刺交換を軸にしている点ですね。

 一度「Eight」上でつながれば、役職のアップデートやビジネスに関するディスカッションを行うことできます。これはまさに、名刺の価値を最大化し、活用するための機能です。

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