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転職が失敗する「悪いエージェント」の見極め方

学び

 プロのヘッドハンターとしてぜひお伝えしたいことのひとつに「転職の失敗の半分くらいはエージェントが原因」という信じがたい事実があります。どうしてそのようなことが起こるのでしょうか?

ビジネスマン丸の内

※画像はイメージです(以下同じ)

人材エージェントの問題点とは?

 それは、多くの人材エージェントの報酬は転職を成功させた結果としての成功報酬だからです。

 だから、たくさんの人を転職させたい。なかには、クライアント企業との間に「年間何人以上を紹介する」というノルマが課されている場合もあります。だから、必死なんですね。そこで起こる問題にはいくつかの類型があります。

 ひとつは、会社のカルチャーや働き方などの情報を正しく伝えないパターン。

 とても体育会的なカルチャーの会社、まだまだ働き方改革の取り組みが遅れている会社。そんな会社を「ワークライフバランスも良いしとにかく働きやすい社風ですよ」と伝えてしまうのです。もしいろいろ質問しても「良い会社ですよ」の反応が続くだけでしたら、疑ってかかりましょう。

条件がまったくの「空約束」の場合も

 もうひとつは「入社時はヒラ社員入社だが、1年後には管理職登用」とか「最初は日本だが速やかに海外駐在員として海外派遣する」という話だったのが全く実現しない空約束パターン。

 こちらは、エージェントが空約束したケースと、実際にそういう前提だったが会社の状況の変化で実現が難しくなってしまった場合もあり得ますが、いずれにせよ処遇通知書に書かれていないことは、確定と思わないことです。

 さらには「会社のスター社員としての例を見ないヘッドハンティングなので、入社後は高速ルートで出世も速いですよ」という薔薇色ストーリーパターン。入ってみて、ごく普通の中途入社扱いで愕然とすることになります。

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