大谷翔平も食べた!スポーツ選手を食で支える“スーパー寮母”の手腕
アンドレス・イニエスタ選手が移籍したことで大きなニュースになったヴィッセル神戸。
クラブの育成センターの寮母として、ユースやプロの選手を食の面からサポートしている村野明子さん。彼女の活躍が8月21日放送の『セブンルール』(フジテレビ系)で紹介されました。
専業主婦をしていた村野さんに訪れた転機とは?
村野さんは1967年、東京都出身。高校を卒業後、化粧品会社の販売員として働き始めます。24歳で結婚し、専業主婦として1男1女に恵まれ、子育てに専念していました。
彼女に転機が訪れたのは34歳のとき。夫の村野普さんがコンサドーレ札幌の管理部長に就任。その際に選手たちの食生活をバックアップして欲しいと夫に請われ、家族で札幌に引っ越し、寮母として働くことになりました。
食と関係のない業界しか知らなかった彼女は、当初は栄養バランスを考えた食事を作ることができなかったり、選手とのコミュニケーションが上手く取ることができなかったりするなど、番組でも「泣いてばっかりいたような気がします」と当時の苦労を語りました。
そんな彼女も今では、番組で選手から「練習から帰ってきて明るく迎えてくれて第2のお母さんって感じですね」と言われるほど、慕われる存在になっています。
2009年からは、ヴィッセル神戸の若手を育成する「ヴィッセル神戸育成センター三木谷ハウス」の寮母として、週5日、選手やスタッフなどの約50人分の食事を作っています。
買い出しも彼女の仕事で、1度に8万円以上の食材を買わなければなりません。車が食材でいっぱいになるほどを買い込む様子が放映され、コメンテーターも驚嘆の声をあげていました。
「盛り付け皿をワンプレートにする」
〈#ヴィッセル神戸寮母 #村野明子 の #セブンルール〉
1.おかずはワンプレート
2.買出しは1人で行く
3.叱り役は夫に任せる
4.縁切り神社で良縁を願う
5.家族の食事は鍋料理
6.女子大生を積極採用する
7.サッカーの話はしない#7RULES pic.twitter.com/vhjZssxDZt— 7RULES (セブンルール) (@7rules_ktv) 2018年8月21日
ハードなトレーニングをこなす選手にとって、栄養バランスの取れた食事は何よりも不可欠。
番組や村野さんの著書『Jリーグの技あり寮ごはん』によると、毎日の食事作りで生み出されたルールが「盛り付け皿をワンプレートにする」というもの。そうすることによって、一度の食事で食材の偏りなく、栄養バランスの良い食事を提供することができるそうです。
彼女の寮母としての手腕が買われ、現在ではスポーツ料理研究家として、講演やレシピ本の執筆なども手掛けています。