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ショートパンツの“風通し”が良すぎた…クールビズの悲喜劇

学び

 2005年頃からスタートしたクールビズ。今年もビジネス街を見渡せば、ジャケットを脱ぎ、ネクタイを外し、半袖シャツ着用と、軽装のサラリーマンが何人も行き交っています。

 さらに近頃ではクールビズも定着し、色合いやデザイン、さらに素材などのおしゃれ要素を追求する人も増加。一方、クールビズをさらに極めようとして、パンツスーツまでおしゃれにしている人も。ところが、そこにトンデモナイ落とし穴が待ち受けていました。

クールビズ

※画像はイメージです(以下同じ)

「ファッションにこだわっていくうちに、パンツがどんどん短くなっていきました」と語るのは、ファッション業界の営業マン、工藤祐樹さん(仮名・29歳)。

涼しさ重視でパンツスーツを短くした結果…

 職業柄、ファッション関係のクライアントを担当するため、頭の中は常に「かっこ良さを追求してきました」と言う、工藤さんが行き着いたのは、生地の“つるつる感”でした。

「光沢のある素材や、涼を楽しむデザインを優先させるために、靴下を脱いで、通気性の良い靴を素足で履きこなすファッションにしました。そのうちパンツも、ハーフパンツから、短パン、ベリーショートパンツと、おしゃれと涼しさ重視で変えていきました。ただ、エスカレートしちゃったんですよね……」

 当たり前のことですが、パンツが短いとやはり涼しい! 当初は、そんな状況に歓喜していたそうです。

「その日も、こんがりと日焼けした肌に、ベリーショートパンツで決めてきました。電車に乗って、クライアントの会社に向かっていると、クールビズの女子のベリーショートパンツからお尻が半分見えているのがわかり、笑いをこらえていました」

ベリーショートパンツから丸見え!

クールビズ

 しかし同じことが、工藤さんの身に振りかったのです。

「移動の電車の中で座っていると、やけに通気性が良くて股間が気持ちよかった。すると、向い側に座っている女性たちの視線と、くすくすという笑う声に、ドキッとなりました。なんと、ベリーショートパンツから、下着を突き抜けて“アレ”がはみ出していたんです」

 軽い素材のためズボンから、股間がチラチラ見えます。慌ててカバンで隠し、そのまま駅に到着します。

「クライアントの会社近くの店で、普通のパンツを買って着替えてから、商談に臨もうとしましたが、目当ての店がまさかの閉店。会社の周囲には、他の店もなくて、困り果てました」

 必死にカバンで隠しながら、会社のソファに座りましたが、気が気ではありませんでした。

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