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今や若者の10人に1人がニートに。経験者が語る「私がわずか3か月で脱ニートした7つの要因」

暮らし

「経済協力開発機構」(OECD)は、日本の15~29歳の若者について調査したレポート「若者への投資:日本」を5月29日に発表しました。レポートでは、日本の若者の10人に1人は、仕事も通学もしていない、いわゆる「ニート」であることがわかりました。

ニート

 かくいうアラサーライターである私も、今年の4月に勢い余って仕事を辞めてニートに。同年代があくせく働いているなか、昼過ぎに起きてランチの後は昼寝、そんな生活に少し罪悪感を感じながらも現状から抜け出せない日々を送っていました。しかし、このプー太郎生活を、わずか3か月で終わらせることに成功。今回、その7つの理由をお伝えします。

1.実家暮らしじゃない

 ニート生活の一番のネックは、やはり「お金」。会社に属している人なら失業保険が出るため多少のことでは動じないでしょうが、フリーランスとして仕事をもらっていた筆者にはその申請ができません。これはかなりイタい! 実家暮らしなら食費や家賃の心配は不要ですが、一人暮らしだと自分ですべてカバーするしかありません。当たり前ですが貯金はどんどん減っていきます。

2.複数ある銀行口座の残高がすべて3桁になった

「仕事へのモチベーションを維持するために家賃の高い家に住む」という芸人の考え方に感銘を受け、多少無理をして閑静な住宅街に佇むマンションを借りてしまったのが運のツキ。

 ただでさえ少なかった貯金はどんどん減り、気づけば手持ちの銀行口座の残高はどれも3桁になっていました。

 お金に困っているときは100円でも多く財布に入れておきたいのですが、ATMは使えない。銀行の窓口に行くなんて恥ずかしくてできません。今年30歳、こんな現状をみたら親が泣くなと思った瞬間に目が覚めました。

3.職業欄に「無職」と書くのが恥ずかしい

 恥ずかしいといえば、こんなこともありました。お店での会員登録やアンケートの項目に必ずといっていいほど書かされる「現在のご職業」。正直に無職と書くべきか、それとも見栄を張って会社員と書くべきか……。こんな瑣末なことでも、何度か続けばそこそこダメージになります。

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