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“アットホームな会社”に入ったら地獄だった。「有給?家族なのに?」と社長

ビジネス

 以前、20代半ばで転職回数20回の男性に、応募してはいけない求人ワードを取材したことがあります。その中で、「アットホームを謳う企業は要注意」という話が出ました。

 確かに、「アットホームな会社です」というキャッチコピーの求人を大変よく見かけます。大手求人サイトで「アットホーム」と検索すると、東京都だけで2万件以上の求人がヒット(アルバイト、正社員込み)。それだけ危険な(?)求人が多いということでしょうか?

落ち込む男性

写真はイメージです(以下、同じ)

アットホームにプラスして、同族経営の企業はブラックの可能性がさらに高くなると思います」。そう語るのは、かつてアットホームを売りにする社長+社員3人の同族経営芸能プロダクションで働いていたAさん(26歳・男性)。

「もう一度あの会社で働くくらいなら、渋谷のハロウィンに行くほうがまだマシですね」と話すAさん。一体、何があったのでしょうか。

毎週月曜日に、週末に何をしていたか報告する

 Aさんは「週明けの会議から地獄の始まりでした」と語ります。

「その会社では毎週月曜日に会議がありました。ただ、中身は主に『週末何をしていたか?』を社長(女性・60代)に報告するもので、まさに超アットホーム。

 でも、僕はインドア派なので、土日は家でゴロゴロしてるのが普通。社長は休日に遊ばなければ、クリエイティブな発想は生まれないという考えの持ち主で、何度も『それじゃあダメ』だと言われました」

 そんなAさんを、社長が「アウトドア人間に変えよう」というプロジェクトを打ち出してしまったから、さあ大変。

「所属していた売れない30代のタレントで趣味・登山とかいう、まあよくある趣味の人がいたんですけど、その人と一緒に八ヶ岳に登るハメになっちゃって。ほんときつかったっすね」

 実際、2人で山に登ったAさん。頂上付近でコーヒーを飲みながら、彼に「気持ちいいね。高いところに来ると、なんか自分が売れた気になるよ」と言われ、「そんなんで満足してるから、いつまで経ってもエキストラしかできないんじゃ……」と心の中で思ったそうです。

 それ以来、山の写真とかを見るだけで体がかゆくなるとか。